ネネの冒険日誌

『』＝ギザ 「」＝ツル
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『「はーいどうもー」』
『「ツルギザシスターズです」』
『「よろしくおねがいしまーす」』



『って事で女２人で頑張ってるんですけども』
「はいー」

『たまに〝お二人は本当の姉妹なんですかー？〟って聞かれる事があるね』
「あーあるねー」




『見た目は全っ然違うんですけどね
　実はこう見えて、、、』

「こう見えて」







『全くの赤の他人です』
「はい！」






『全然知りませんこんな人』

「いやいや全然知らん事はないでしょ
　結構長いよ、コンビ組んで」


『あら？そうやったっけ？』
「あら？や無いよ、何を言うてんの」



『まぁ本当の姉妹では無いって事でね』
「はい、叶姉妹さんみたいな感じやね」


『何を言うてんの、こんなツルペタなボデーで。叶姉妹に失礼やわ』

「ボデーって久しぶりに聞いたわ。あんたもそんなに変わらへんで！」





『まぁまぁこんな事言いながら頑張ってるんですけども』

「はいよろしくお願いしますー」









『そうや！なぁちょっと聞いてーな』

「どうしたん？」





『この前な、グレン駅から電車に乗ろうとしたらな』
「うんうん」



『〝これは危険なのでご乗車はご遠慮ください〟って、
　私が着てるこのギザギザを指さして言われてん』



「あーそらしゃーないわ、ギザ姉」
『何がよ？』


「こんな格好で満員電車とか無理無理無理」
「ギザギザが刺さるし」
「顔もよくわからんから怖いし」



『いやいやいやいや！
　周りおっきい武器担いでる人ばっかりやで？』

「まぁまぁまぁわかるけど」

『顔も何か変なマスク着けてた人おったよ、毒ガスマスクみたいな』
「あれはアキーラさんや！神やで、ドラクエの」

『テロでも起こすんかなーとか思ったわ』
「何を言うてんの、ギザ姉の方が危ないって』




『ほら、この武器見てみ？ギッザギザすぎるやん？』 『絶対こっちの方が危ないって！
　先にこっち注意せなあかんわー』

「どんだけギザギザが好きやの！？
　また、そんなブーメラン持ってんのギザ姉くらいやで！」

『え！？そうなん？』

「そうなん？じゃないよ、見た事ないわ」

『めっちゃ斬れるんやけどなぁ～』

「もう移動はルーラかバシッコちゃんに飛ばしてもらい」



『そやな、飛竜もめっちゃ痛がってたわ』

「やっぱりあかんやん！」








『それとな、まだあんねん』
「なんやの？」



『あんたの親戚がいっぱい居る所どこやったっけ？』
「え？」


『ほら、あの派手なおっちゃんが居るところ』 「あーあれはおばちゃんや」
『おばちゃんなん？あれ』

「あれって言いな！怒られるわ」


『へーおばちゃんなんやー』





「そうそうおばちゃんおばちゃん」
「そのおばちゃんが居る所はワルド水源やけど、何かあった？」



『そうそうワルド！
　あそこに面白そうなものあるなー』

「え？何かあった？」



『≪うおーたーすらいだー≫やて』 「あーあれね、それがどないしたん？」



『あれに乗ろうとしたら
　係員が〝乗れませ―――ん〟って言うねん』

「あー」


『このギザギザが引っかかると思ってんのかなー
　めっちゃ上手に乗るんやけどなー』

「別にあれに上手とかないんちゃうの？」



『あんたやったらすぐ乗せてくれるやろ？ツルツルやし』

「いやいやいや、乗せてくれへんよー」




『え！？なんでなん？泥やし溶けてしまうって？』

「なんでやの、ちゃうわ」


『ゴール地点でコーヒー牛乳みたいになってるんちゃうの？』
「誰がコーヒー牛乳やの！私の顔はコーヒー豆ってか」
『え！？そうなん？』
「ちゃうよ！」



『そして最後にこのリボンと花だけ、ぷか～～って』

「だから溶けへんって！
　あれはもう運営に完っっ全に無かった事にされてるから
　誰も乗られへんのよ。永遠に。」

『えーそうなん？』

「うん、諦めた方がええよ」





『まぁあんたも含めて
　仲間モンスター達も完っっっ全に忘れられてるけどね。
　諦める？』

「諦めるってなんやの？私たちの前でそれを言っちゃダメ！
　もうやめさせてもらうわ！」









『ツルギザシスターズのネネでした』

「同じくペペでした」

『「ありがとうございましたー」』
どこかで使ったオチｗ




関西以外の人は読みにくかったかもしれません。

お粗末様でした＞＜
どうぞ冷えた身体を暖かくしてお過ごし下さい。