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英雄の魔女

リンドウ

[リンドウ]

キャラID
: HS978-681
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 121

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リンドウの冒険日誌

2020-10-07 20:56:58.0 2020-10-14 06:57:38.0テーマ:その他

【海底離宮攻略前日譚】壊れた世界、歪んだ奇跡⑩【蒼天のソウラ二次創作】


「あ、やばっ。」

とはいえ、やはり万能の戦士でもないのは事実。油断もするし慢心もする。勝利の決めポースを何にしようか悩んでいた時に後ろから崖に突き落とされそうになったこともある。が。

「ああもう!だから油断しないのっ!」

そのかいりの一分の隙を埋めるのが、彼女の相棒の妖精二人、ぱにゃにゃんとマユミ。まあ最も、マユミはかいりへのバフを乗っけることを楽しんでいるので、デバフや警戒は専らぱにゃが苦労しているのだが。
とはいえ、敵の妨害や策謀、イタズラが好きな性格と相まってその働きぶりは二人とも馬鹿にできない。

「ナーイスぱにゃ!」
「かいりー!おうえん乗っけたげる!いっちゃえー!」
「よーし!一発派手なのいっくわよー!」

かいりの死角を警戒し、投げキッスの要領で飛ばす魅了付きキャンセルショットやハリセンツッコミ、マヌーサやメタバニなどを唱える的確なデバフ要因のぱにゃにゃん。一方でかいりの戦いぶりを加速させるおうえんやリベホイム、マヌーハやキアリーなどを配るマユミ。
彼女たちに直接的な戦闘能力はないが、要所要所でかいりの戦いをサポートするその動きは非常に頼もしく、かいりの戦闘能力を何倍にも引き上げる。

「はあああああっ…!ぐらんどくるすっ!!!」

そのかいりの精神状態から放たれる、古の英雄たちの技はまさに一撃必殺クラス。
これが、戦士かいり。ただの脳筋というのはあまりにも強すぎる、突入部隊随一の女傑である。

「おっけー!先に行くねっ!」

そして、かいりの切り開いた道を先行するのはライティア。今の三人どころか、トップスピードで言えば突入部隊でも一番を争えるだろう。
古来より、人は人の身体能力を超える獣や魔物の動きというものを研究してきた。武術の名前に動物の名がつく流派や奥義のなんと多いことか。
彼らは貪欲に、弱さを糧に強さへの探求を怠らなかった。だからこそ、その道のりでの事故も多い。
そうして、珍しくはあるがこの世界に一定数いると言われる存在。それが『半獣人』。ほとんどは後天性だ。
彼らは、魔物や獣を何かしらの方法で自らに取り込み、自身の力として扱う。言うのは簡単だが、当然自我が乗っ取られる危険性は簡単に予想でき、実際そうして理想的な半獣化に失敗した者もいる。
そんな危険な技術である半獣化だが…それを自分が生き残るためという理由だけで実行し、そして実際にコントロール下に置いた怪物がいる。
それがライティア。あのイーギュアと同等、大魔獣の名を冠する『雷獅子』をその身に取り込み、後天性の半獣人となった天才児である。

「幽霊ならともかく、怨霊なら私の爪で引き裂いたげる!」

通常、電撃系能力を持つ者はその消費エネルギーを最も危惧する。人の体には電気を溜める器官などないし、操れる電気量も実はそう多くはない。
だがライティアは、雷獅子の能力の一部である発電能力を引き継いでいる。身体を休めたり食事をしたり、魔力同様日常生活である程度回復を図る要領だが、彼女はさらに肉体へのダメージでも発電を可能とする。
激しい動きによる筋線維の破壊から、肉体への接触まで、ライティアの操れる電撃の規模は大きくなる。それゆえの飢餓状態、大食いだ。彼女の操作可能な電撃の総量は、間違いなく全雷撃能力者の中でもトップクラスである。

「雷神鎚(トールハンマー)!」

落雷のような音と共に、怨霊たちが建物と共に巻き込まれひしゃげていく。少々やり過ぎと思うほどに。
彼女の弱点を挙げるとすれば、一度雷の力を使うとしばらくはそれ以外の戦いができないこと。使えば使うほど加速度的にエネルギーを帯びる彼女の体は、度々放出してやらねば周囲を巻き込みかねない。それゆえ、電撃に強い敵を前にすると弱いのだが…。

「ライティアさん気を付けて!その怨霊たち、ストームフォースを纏ってます!」

怨霊なのにフォースまで扱うのか!ライティアの雷撃に参ってフォースで防護を固める怨霊の一団。だが…彼女が雷しか使えない冒険者なら、どれだけ相手が楽だったか。

「意味ないじゃんね!浸透滅脚っ!」

バリバリと、雷音轟く蹴りの一撃。脚による浸透勁は怨霊たちの体を通し、震動となって威力を貫いた。体内に威力を通す技術と相まって、敵の防御力など硝子細工のように破壊する。

「はーっ…この辺で雷はちょっと消費しておかないと。」

如何せん、大群相手には強いが混戦となると雷は少し控えなければならないだろう。本命がそちらとあって、ライティアはこの辺りで一度溜め込んだ雷のエネルギーを使っておきたかった。コントロールが達者になったと言えど、大魔獣の牙は容赦なくこちらをいつでも噛み砕こうとするから。そういう意味でも、この脇道の作戦に自分を採用してくれたリンドウには感謝していた。
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