なんだかんだで買ってしまったドラクエ3リメイク(以下、ドラクエ3って書きます)。
1年くらいかけてゆっくりやりましょう、とか言ってて、ゆっくりやってるのは間違いないんだけど、気がついたら14時間くらい遊んでました。
14時間たってもまだ、まほうのかぎ取れました~ってくらいの進捗で、ある意味ゆっくりです。たぶん普通の人の倍の時間かけてます(笑)
というわけで、途中までだけどドラクエ3をやってて「あぁ、ドラクエ10にはないよな」って思うことを3つほど書いてみようと思います。
中には賛否ある意見もあるかと思いますが、個人的な感想としてどうぞ。
基本的に「批判するための文章」でないことも予め書き添えておきます。
【1】レベルが上がって強くなった実感
ドラクエ3はステータスが上がったり、徐々にいい装備を手に入れた結果、与えられるダメージが上がったり、以前なら倒しにくかった敵を倒せるようになったり、という実感が得られやすい。
「経験値」を得て「レベルが上がる」ことの意味を再認識できる。今のドラクエ10は経験値の通帳だとか古文書だとか、ある意味「経験とは何か」が「わけがわからない」状態だし(笑)
そしてキャラクターが強くなったのは、レベルが上げを頑張ったことよりも「開発・運営側でスキル改修や新装備を出して強くしてくれたから」という側面が強い。
なのでドラクエ3では「レベルアップにワクワクする」感覚を思い出したりしてます。
(今のドラクエ10では「うえ~~レベル上げめんどくせ~」ってなっちゃってる笑)
【2】フィールドを隅から隅まで歩く楽しさ
これ、初回プレイだけの時だけだろうけど、ドラクエ3の場合、フィールドに点在して拾えるアイテムやモンスターを保護する仕組みなんかのおかげで「怪しげな場所には行ってみる」とか「フィールドの隅までとりあえず歩いてみる」みたいな楽しみが強い。
ドラクエ3だと、武器屋や防具屋で何か買う前に「どこかにいいもの落ちてるかも」って思いながら歩き回って、その間に敵と戦闘して・・みたいなのが「冒険してる感」がある。
ドラクエ10でも宝箱はあるけど、敵にぶつからずにスイスイ移動できるので、緊張感がない。だから冒険してる感が薄くなってしまう。
そしてキラキラマラソンは金策のための作業であって、楽しくはない。。
とはいえ、ドラクエ10も実はフィールドのグラフィックとか、すごく凝ってるところもあるので、楽しもうと思えば楽しめる。
要は「気の持ちよう」で冒険もできる、のかもしれない。
【3】NPCのセリフのきめ細かさ
ドラクエ3の場合、ストーリー攻略に絡まないキャラクターのセリフを含めて、きちっとテキストが作りこまれている印象が強い。
特に時間帯やシナリオの進行度によって細かく喋り方が変わるキャラが多いので、僕の場合は全部の時間帯に、全員のキャラと会話しないと話を次に進められない(笑)
ドラクエ10だと、そもそも昼と夜の概念がストーリーとほぼ関係ないからしかたない部分もあるけど、ストーリーが進行してる途中で、街の雰囲気とかを楽しみたくてストーリーと関係ないNPCに話しかけても、全然喋る内容が変わってないケースが最近は増えて、そういった意味で「雑さ」を感じるときはある。
古いバージョンのストーリーで訪れた場所のNPCの会話が「時が止まってる」のはどのゲームでもあるとはいえ、ドラクエ10で数年単位で会話してないNPCに話しかけたら「おい、久しぶりじゃねぇか」とか言われるような芸の細かさがあってもいい気はする。
ドラクエ10の場合、アップデートのたびにストーリーが増えていくけど「ストーリーが増えたときだけ、ストーリーを楽しむ」ようになってるから「どっぷりとその世界に浸る」という没入感はどうしても薄くなる。
そもそも、アストルティアが「普段から住んでる場所」みたいなもんだし(笑)
もうドラクエ10でワクワクすることはなくなってしまった。でも、じゃあ辞めましょって話でもない。
ドラクエ3にはなくてドラクエ10にはある魅力だって、いっぱいある。
いつか自分がドラクエ10を辞めようと前向きに思えたときが来たなら、1からキャラを作って、純粋に物語を楽しめたらと思ってます。
ストーリーの振り返りはたぶん「ドラクエ10オフライン」では懐かしさは味わえないだろうからね。
そういう意味では、いい感じに進化して懐かしさも味わいながら新鮮に楽しめるドラクエ3は、いいバランスで仕上がってると思いました。
さて、明日は黒こしょう探しに・・・いや、同じ黒ならバラシュナ?(笑)