ごっくんの冒険日誌

最初の頃から俺の日誌を読んでくれてる人たちは、冒頭の写真に見覚えあるだろ？

そう！
あれは俺がショタ集会に行った時のこと。
ちびっ子たちと仲良くなろうと雪だるまに変身した俺は、群がってきたショタどもにカキ氷にされたり花火かけられたり、散々な目にあったんだ。
(詳しくは過去の日誌「若作りの巨人」を読んでね)

で、その後。
俺はどうもやつらにつけ狙われてるようなんだ。

やつらってのはショタじゃねーぜ。
雪だるまだーー！！！！


あれから、行く先々でやつらに遭遇する。
それも思いも寄らない場所でな！


そう、たとえば男魚集会で。
ん？ なんでこんな所に雪だるまが？

しかも夫婦と子供の３人家族？
それを座って見てる魚たちはいったい？

あの悪夢のショタ会からまだ数日後だったので、俺は思わず足を止め、あまつさえ写真まで撮ってしまった。


そして、この前の和ストルティアでも！

あ・・・こんな所に、また雪だるま！！！

今度は男二人のカップルだ！

和装もしねぇで、おまえら、ここで何してやがる！


そしてまた、深夜にとあるバーに行った時のこと。

その店で会ってフレになったイケ魚さんと、
ドレア話などしつつ酒を酌み交わしていた俺は、
ふいに妙な気配を感じて振り向いた。

そしたら・・・・！！！

ぎょえーーーーーーーーっ！！！！

な、なんだ、この雪だるまの集団は！！！

このバー、普通の店だろっ？
雪だるまバーじゃねーよな？

なんで雪だるまが飲みに来てるんだぁーー！！！
しかも老若男女入り混じり！

もしかして、この店、雪だるま割引とかあるのか？

郷に入らば郷に従え、というのが、俺のばあちゃんの教えだ。
そこで俺も、自ら雪だるまに変身してみた。

ぼよよーーーん(←変身の音)！！！

すると、たちまちワッと沸く雪だるまたち！

「おお！お仲間がーーっ！」
「雪だるまブーム、キターーーー！！！」

来てねーよ、そんなブーム！
てか、一生来ねーわ！

と、その時！
さっきまで俺と一緒にクールに酒を飲んでいたドレア好きのお洒落なイケ魚さんが、

「俺、雪だるまのしぐさないから買ってくる！ちょっと待ってて！」

いや、そこまでせんでも・・・と思ったが、
止める間もなく彼は店を飛び出し、
数分後に息を切らして戻ってくると、

「ああ、間に合った！俺も！俺も雪だるまにぃーーーーっ！！！」

ぼよよーーん！！！！

勢いよく変身したのはいいが、俺の間近で変身しちゃったもんだから、
ぐはぁーーーーーっ！！！

いきなり、ブッチュ～～だ！
何このありえないシチュエーション！！！

するとまた、ワッとどよめく周囲の女子たち！


「きゃーーー！ キスしてるーーっ！」
「BLだ！この人たち、BL！」
「wwwww」
「○○(←迷惑かもだからイケ魚さんの名前は伏せます)×ごっくん！禁断の雪だるま愛！」

ちょっと待て！なんで俺がウケなん？
べつにいいけど・・・

「雪だるまになっても俺はおまえを愛するぜ！」
「いいねいいね、そのセリフ！」
「キターーッ！雪だるまBLキターーッ！！！」
「wwwww」
「これは売れるーー！」

売れるか、そんなもんーーーっ！！

あ、でも！
そういや、俺は昔、コミケでウルトラマンのBL本を買ったことがある。
俺はべつにウルトラマンのファンじゃないので、キャラの見分けが全然つかなかったが、結構笑えて楽しめたっけ。

ウルトラマンがあるなら、雪だるまBLもありかもしれん！
って、いや、ねーだろ、それは。


○○さんと俺は周囲から祝福のシャンパンを浴びせられたり花吹雪かけられたりしながら、お互いに元の姿に戻るタイミングを失って、ずっとこいつらの餌食になっておりましたとさ。


もう、何なの、この展開！
行く先々で雪だるまに出会ってたと思ったら、それってすべて、この日のための伏線だったわけ？


おそらく俺は、何かの陰謀に巻き込まれてるに違いない。
恐るべき人類補完計画・・・じゃなくて、雪だるま補完計画だーーっ！！！
すべての人類がひとつの雪だるまにーー！
って、誰得の計画だよ、それは！！！
春になったら、みんな溶けちゃうじゃねーか！

以来、俺は雪だるまのしぐさを封印してる。
何が起きるかわからねーからな！

今夜の「中二病ドレア大会」に中二病の雪だるまが来てたって、俺はぜってー挑発に乗らねーぞ！


今回はドレアの話は一切ありませんでしたので、ジャンルを雪だるまにしようと思ったんだが、そんなジャンルありませんでした。

やっぱり来てねーよ、雪だるまブーム！