ポン・ポコナの冒険日誌

※少女の名はリーラ、迷子のリーラ、その後
リーナと出逢った続きのお話しです


…その木は、まるで母のように優しさで満ち溢れ
リーラを包むように見下ろしていた。

　　　　　　　　　　世界樹

いつ、誰が何のために作ったのか…
また、歪みによって生じたのか…

旅の扉とは、不思議なモノである。

リーラが通った旅の扉は、勇者と王女が
新天地を想い開いた扉だとすると…
なぜリーラだけが違う地に投げ出されたのだろう

リーナとの出会いでリーラは全ての謎を
知るのだった。

ーーーーーーーーー出会いーーーーーーーーー

その日もリーラはゴロゴロとお花畑で居眠り、
ここには外のモンスター達は入ってこないのだ。

木の根が張り巡らされた窪地に固有な草花が咲き
幻想的な景色は絵画の様に変わらず綺麗でした。

『ガサガサ…』っと言う物音にリーラが身構える！

“花だ！”奇妙に動く花が木の根を縫う様に
近付いてくる…身を潜め様子を伺うリーラは
その姿につい叫んでしまった！

『人だっ！』

花の少女『お～…見つけました♪』

ジャングルに咲く鮮やかな花の様に
色とりどりな格好をした少女はリーラを
探していたかの様な口ぶりで話しかけてきました。

『私はリーナ、あなたがドラゴンの娘だね？』


そうして出逢った2人は自給自足の友となる

リーナはこの場所より東に位置する祠で生活
していて、トベルーラでやってきたと言う。

『リーラ飛べないの？おかしいな～…
　羽根があるはずなんだよ竜の～…なんで～？』

リーラは思った、私が知りたいよ！

リーナ『でねっ、今日はあのデッカい木の島に
　　　　行くよ！しかたないから一緒に飛んで
　　　　連れて行ってあげる^ ^             』 ーーーーーーーリーナの昔話ーーーーーーー

その昔、アレフガルドの遥か上空に大きな穴が
空いていました。
その穴の向こうには命の大樹と言う
それはそれは立派な木があり
その世界の平和を見守っていました

時は流れ小鳥が枝に留まるが如く
大樹に住みついた竜が、いつしか
竜の女王と呼ばれるようになり
世界の均衡を保つ力、光の玉を生み出した

…………
………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リーナ『なんて、昔の話なんだけど
　　　　こうやってリーラに会ったら
　　　　まんざらでもないな～って　　』

話はこうだ、本来、旅の扉の出口はリーナの祠
(現、炎のほこら)だったのだが
世界樹に引き寄せられジャングルに落ちた。

リーナ『リーラの胸にある温もりはやがて
　　　　輝く結晶へと変わるでしょう…   』






それからリーナはいろいろ教えてくれた。





いつか、竜の卵を産むことも…





リーナ『じゃあ、私もそろそろ行かなきゃ…』
そう言い残すとリーナは虹のように消えていった




やがて… 世界樹に住みついたリーラは
ひっそりと生命の輝きを胸に蓄え

いつしか女王にも似た姿へと変わっていった。


ドラゴンだったころの記憶はあまりないのだが
リーナの話によると、竜王の子を宿していたため
岩山の洞窟にローラと共に隠されたらしい…
やがて産まれる竜王の子孫が闇に堕ちないよう
リーラは命を光で満たさなければならない。

今なら解る、あの光の玉では竜王の闇を払う
力が残っていなかったと…

ならばこの世界に新たな光の玉を生み出し
世界の均衡を保たなければとリーラは
眠りにつくのでした。 いつの日か

また、世界が交差する時

闇を払う光の玉は

そんなリーラの結晶で出来ているモノ

なのかもしれない


　　　　　　　　　　ＦＩＮ いかがでしたか？

ドラゴンの転生少女 リーラ

なんとなくグレーな部分に色をつけた感じですが
そんな世界もありかな…
くらいに思っていただけたら幸いです。

ロトシリーズと天空シリーズが
再び１つになる日が来るのかは
わからないけれども
竜王と勇者が旅をして裂かれた世界を
繋ぎ合わせる未来があったら見てみたい♪

と言うことで
そろそろポコ復活しないとね！

最後まで
ありがとうございました

ではでは、アストルティアで会いましょう♪