毎週土曜日のEPP!
アストルティア支配に向けて着々と軍事力を蓄えているのはこの暴露日誌で皆に認識されているかと思うけど、今日はEPPの一部署に在籍したとある一匹のウサギの物語を皆様にお伝え致します。
俺の名はよっちゃん!
新人ドラゴン空挺部隊員のうさぎさ!そしてこちらのドラゴンは俺の相方のラビットさ。
実はここの機関はとんでもないところで(竜で飛んではいるけど)、幼い頃から苦しめられてきたけどやっとドラゴンに乗れたので逃げ出すことを決めたのさ。
その前に、ここの劣悪な環境について伝えなければ、まずは俺の昔話を聞いてくれ。。。
ここは地獄を煮詰めたような世界だった。。。
どこかの地下の施設で光は天井から差す光のみ。。。空挺部隊の育成期間なのに空すら見たことのない攫われてきた子どもたち。。。
しかも、その子供たちを競い合わすために食事もほぼ配らず成績トップの人だけに肉を渡すアメとムチで皆はほぼ奴隷のような状況だった。。。
これを見てくれ、肉を奪い合うとするプクたちの悲しい姿を。。。
一人、また一人と脱落していく中、数年後遂にドラゴン空挺部隊になった私。ドラゴンに乗った訓練中の隙をついて。。。。
さらだば!!!
遂にこの施設からの脱走を実施!!これで自由だ!!外の世界を見れる!!!空が見える!!!
と幸せな未来を夢想していたら頭に衝撃が!!!
ぐわー!!!!
ドカーーーーん!!!!
何と空挺部隊隊長の投擲が私の頭に当たって墜落してしまいました。。かなり高いところでもあり私の体は動けません。。。
薄れゆく意識の中、この部隊を率いる将軍と会長の笑い声だけが響いてます。でも、その声もどんどん遠くなり。小さくなり。やがて子兎はなにもきこえなくなりました。彼はついに自由になれました。
(終)