全滅した。
何のことはない、全滅なんてよくある話さ…。
ああ、それが『バズズ』でなきゃ別によかったんだが。
あの後、この勢いならベリアルいける!だなんて思って
バザーでベリアルコインかって戦ったら
ユールさんも使いたいといって2連戦。
とれすさんも武に変えて武武魔僧だったけど、余裕の勝利である。
呪文はウザいが致命的な攻撃がないベリアルは
もう今となっては問題のない相手になっていた。
それが油断だった。
勢い任せの連戦でバズズに行ったのだが、
警戒すべき相手だったのに無策で戦闘開始。
相手の素早さとブレスに翻弄され、
あまつさえザオラル使用直前にマホトーン…。
あんなに強かったっけ?といわんばかりの猛攻を発揮され、全滅した。
全く…こんなことならぬるいチョコバナナでもいいから
買っておけばよかったのだ。食い損ねた。ちくしょう。
冷えたのじゃなきゃやだっていうなら冷凍庫に入れとけばよかったんだし。
あ、ちゃうちゃう。これバズズ戦の話じゃないし。
ドネルケバブ先にくったのはまずかったよなー…。
こうなるとやっぱ黙ってられない私。
確かになんか今日の奴は不自然に強かったが、勝てないほどじゃなかったはずだ。
リベンジをかけることにした。
とれすさんに旅を頼み武魔旅僧。
今回は作戦を決める。壁は出来ないが、とりあえず抑えだけを頼み、
前々回やったような旅芸人を回復サポートにおいた作戦を取ることにした。
これなら行けるだろう…と思っていたら開幕ツインクローである。
しょっぱなから出し抜かれた!
が、こっちも天使が完了し、ザオで食いつなぐ。
しかし妙だ…。
アイツ、あんなに素早かっただろうか。
いくらなんでもブレスとブレスの間隔が2回攻撃並みに短い。
ターン溜めにしたってこんな…。
いや、最初からそんなもんだったのか?
ともかく戦闘はジリ貧のまま中盤へ。
しかしそれでも致命的な状況は避けられている。
キラキラポーンも付いているし、まだ問題はない。
ツインクローで死亡か。
復活してすかさず祈りを使い回復…って、ここでマホトーンだと!?
や…ヤバイ…キラポンの切れ目で喰らってしまった。
使えるのは天使とかビッグシールドぐらいか。
聖女もつかえないこともないが…ヤバイ、これはかなりヤバイ。
戦術についてキラキラポーン前提で話を考えるなら
まず死なないことを考えなければならない。
死ぬことを前提に考えるならその間絶対異常を起こさない保証が必要だ。
だがそんなもんはない。
運を戦術に入れた時点で、結局作戦は破綻している。
封印Gだけは、結局どうにもならんのか…。
たーたんさんとユールさんが死亡。
そこで私が死亡して復活。
狙われているのはとれすさん。
…終わりか。
とれすさんが死亡し、
天使なし、必殺なし、聖女もキラポンもなし。HPは半分以下。
こんな状況どうやって覆せっていうんだ。
だが、私は諦めが悪い方なのでザオラルをとれすさんにかける。
詠唱終了と同時に私が死亡。終わった…こいつは完全に詰んだ。
ギリギリのタイミングで私にザオをかけてくるとれすさん。
呪文はバギムーチョ。
完全にこれは終りょ…
ここで木彫りのロザリオの効果が発動。
とれすさんがHP1で持ちこたえた。
そのまま私は復活したーたんさんにザオラル。
たーたんさんが復活直後、ターゲットがたーたんさんに行きバギムーチョ。
無敵時間なのでダメージ無効。範囲ダメージは私は避けていた。
その間にユールさんが復帰。
私がベホマラーぶっぱなしで全員のHPが100程度まで持ち直す。
ふ…復活できただと!?
こんなちょっとでもミスってたら間違いなく死んでたって状況で、
どっちもむちゃくちゃすぎる…。
なんでもいい!こーなったら絶対たえきってやらぁ!
すかさず祈りを使用。MPがギリギリなので聖水要請。
加えてザオの発動率が高めっぽいので蘇生はとれすさんに任せた。
もう回復ぐらいしか出来ないか。
キラポンを利用しつつ状況を少しずつ戻していく。
一喝が無事決まったあたりで状況は逆転し、どうにか勝利できた。
まあ…そんだけ頑張ってもドンペリだったんだが…。
それでもみんな達成感があったみたいだし、よしとするか。
後々考えてみると、奴が無茶苦茶素早かったのは
全く押さえ込まずに自由にさせていたからのようだ。
いつもの通りなら一方向に押さえ込んで、後衛を狙っている間は
時間を稼げるはずだったのだが、今回はそれがなかった。
1回目は作戦がなかったから。
2回目はそもそも押せるほどのパワーがなかったから。
ホント壁役は重要だ…そう思った。
あと、こんな奇跡的な勝利はもうしたくないので、
封印Gをつけることは確定。
さて、私の錬金スキルで成功するかどーか…。