シーンの冒険日誌

またしてもお前か、プスゴン…。
あのな、このげーむはプスゴンクエストじゃないんです。
だからなんでこうも出てくるのよ。

「なんか裏で渡してるんじゃないんですか？僧正」

裏でプスゴンに賄賂渡してダイスの目を操作出来るなら、今頃私は億万長者だ。
大体賄賂出すほど金ないし。
だーからわざわざ、グレンで、公衆の面前で、ダイス放り投げて、

『あーッ、やっぱプスゴンだーァァァギャハハハハハァーッ』
などと言って笑いごとじゃねえよドチクショウ。

しかも構成が
バト（モンテさん）
ツメ（ハるるンさん）
旅（あいぴさん）
僧（底辺は常にひとり）

である。
so1である。
何回数えても私一人である。
バイトのシフト表を見ても一人である。
二つにぶった切っても私一人が死体である。
従って自動的に
「聖女で常に私が雇用主貴様ら労働者死ぬまで働け作戦」（十秒で命名）
の行使が困難でもあった。

つまり苦戦するので私帰らせてください状態である。
サボりたいのである。

よってサボるために何らかの作戦を考えなくてはならなかったのだが、
あいもかわらず初見は無策などという舐め切った態度を
他人の前で食うミルフィーユの如く崩さなかったため、

一回目：聖女発動直後にモンテさんに殴殺される
二回目：開戦直後、一喝が発動したかと思うとズルはゆるさんとばかりに回線を切られる
三回目：魅了された挙句、4連続でツッコミ失敗。仲間を殴殺して自らを始末する。

とまあ散々である。
…作戦関係なくね？
キラポン？使ってる暇ねーよ。

仕方ないので働くことにする。

壁の扱いは任せるとして、
後衛側のキモはサブヒーラーの動き…
あいぴさんにどう動いてもらうかだろう。

私一人で手数をまかなえればいいのだが、現状それに至っていない。
タップダンス、花ふぶきなど回避を重視する動きのようなので、
手数を増やすのにその方針はいいとして…回復か。

遺憾ながら今回はハッスルダンスより発動の早いべホイミを重視してもらうことにする。
ザオラルは極力こちらで行うこととし、べホイミを重ねて貰い体力半分以上を維持する。
これに聖女をかければ一回はもたせられる。
加えてなるべくビッグシールドや完全会心Gも使い、
あとはハるるンさんの生存率を上げて一喝に期待することにした。

結果から言うと勝てたのだが、やっぱりまだ運に頼っている気がする。
まだ修行しろってことか…。

続く。