べりっち撃破後何故が反省会がはじまる。
「やはり二番煎じではダメか…」
「だったら相手を変えれば…」
おい、平和的はどうした。
何故今後の侵攻計画を立てているのだ。
いくら手がスベスベ、お肌つやつやでも限度があるだろう。
これがレベル70代からのお肌ケアというやつか。
いいから私の胃腸をケアしろよ。
まさか今度はあっちゃんか?
割れる!バトルチョーカーせんべいを食べに行くのか?
アトラスグッズキャンペーン中か?
痛恨の味を噛み締めに行くのか?
もうとっとと本題に入ってはどうかね。
私の日誌の前置きが無駄に増えることになるぞ(現在進行形)。
仕方ねえとしぶしぶながら合意を得た。
どうやら今回の依頼書はゴブル砂漠及びカルサドラ火山らしい。
そこそこ敵は強いがまあ…平和的だな。
「天魔が近いね」
「うん、近いね」
そうだ、確かに近い。
だが近いというのは相対的な評価に過ぎない。
間に2マップも挟むのであるし、
敵もそれなりにこちらを阻んでくるので、
実際には遠い場所である。
単に【天魔を目的とした】【オーブ稼ぎの連中】が、
「移動するには最短」の経路というだけだ。
我々は天魔目的でないし、ましてオーブ稼ぎにきたわけでもない。
平和的な対処で、依頼書の討伐対象にこの世からご退場頂くだけだ。
ただし見逃すを使えないので、多少…そう多少、は荒事になるかもしれない。
これはやむをえない。
平和的に考えてこれは常識の範囲内である。
さあ、平和的解決をはかろうじゃないか。
…
カルサドラ火山の依頼を終えた後、
我々はゴブル砂漠で討伐を続けていた。
進行方向がボロヌス溶岩流に向いているようだが、全く問題ない。
「次の討伐対象ここだから」と、
ボロヌス溶岩流に入ることになったが、全く問題ない。
「近づいてるね」
「天魔また近くなったね」
確かにここまで来ると近くに感じられる。
駅から徒歩10分の気安さだ。
しかし我々の目的は…
『天魔に近づいて行っているようだが、偶然だよな?』
「偶然です」
「偶然です」
やはり偶然だった。
依頼書の討伐をこなすための偶然である。
私の考え過ぎだったのだ。
程なくして、討伐対象がいるので仕方なくボロヌスの穴に入ることになった。
これは仕方ない。
討伐のためだ。仕方ないのだ。
「さらに近くなったね」
…
『もうトボけるのはよそうぜ。天魔行くんだろ?』
黙殺された。
どうやら連中はあくまでもボロヌスの穴に迷い込んだ冒険者を自称するらしい。
私が空気を読まない発言をしてもなかったことにされるようだ。
乗れ、と…。
「討伐終わったけど、キラキラ回収しないとねー」(天魔方向へ)
『うわー敵が来たー。こっちににげろー』(仕方なく乗る)
「こっちが出口かなー?」(どうみても天魔行き)
「なんかこれ出口っぽいよー」(海底に出口があるわけねーだろ)
「飛び込んでみようか」(やる気満々じゃねーか)
さて…連中は天魔知らない設定だったな。
『なんか雑魚出てきたけど、弱そうな方から狙おうぜー』
(ぜってー羽根無しから狙えよ?な?な?)
羽根無しから狙ってくれました。
危ねえ…大痛恨祭略して大根祭りになるところだったぜ。
『おいなんかこの雑魚強いんだが!』(ヤケクソ)
「雑魚の癖に!」
「うわーw」
相手雑魚の割に皆さん必死ですね。
羽根落ちる前に一体目倒して二体目の色変えてくれましたよ。
流石××対××。
パワーが違いますよ。
そのまま強い雑魚に勝利。
「何か強かったねー」
「グリーンオーブ出たよー」
「転生モンスターだったのかな?」
終わってからもまだいうかこいつら…。
ともかく、オーブも手に入ったので依頼書クエは終了。
そのまま解散となった。
確かに荒ぶることだけはなかったな!
表面上隠してるだけじゃねーか!!!
ちくしょー!!!。・゜・(ノД`)・゜・。