さて、休憩時間も終わり、後半戦に入ります。
「シーン選手、いしの選手に馬鹿笑いされてましたね。
ゼーゼー言いながら生き返らせて貰った様子がツボにはまったとか。」
彼女の感性はよくわかりませんね。
では試合再開です。
今度はシーン選手、うまく壁を使っていますね。
「しかしラズバーン自体は非常に重く、ビクともしませんからね。
ズッシードをかける隙や、構成上そもそもの効果も期待しづらいですので、
彼の動向とHPには常に気を配るべきでしょう。」
手下が倒されてきたようだ…これは反撃のチャンスか!?
おっとここで増援だーっ!
しかも連続で増援!一気に大ピンチかーっ!?
「いや、彼らは落ち着いてますね。
ターゲットもブレてない。きっちり各個撃破の態勢です。
後ろでなんか僧侶が思考放棄してベホマラーぶっばなしてますけど、
あれも正解と言えば正解でしょう。
それにラズバーンだけはガン見してますね。」
おお…増援が途切れましたね。
「仲間呼びにも限界がありますから。
もしエモノ呼びに配慮して増援数が増えていたら、
また変わったかもしれませんね。」
おや…なにやらラズバーンがいてつくはどうを連発していますね。
「余裕ができてスクルトを使い始めたせいかもしれません。
意外と潔癖症なんですね。ラズバーン。」
スクルトって汚れなんですか。
「彼にとって人間は焼却対象ですから。」
なるほど。
しかしこうなってくるともはや安定と言ったところでしょう。
「そうですね。回避もしっかりしてますし、
僧侶がサボらなければ勝てるでしょう。」
ここで試合終了!
フリーダムシューターズ、2戦目にしてラズバーンを撃破しました!
これは彼らも嬉しいんじゃないでしょうか。
…何か不満そうにしていますね。
何を言っているのでしょう。
『2戦で勝ってしまうとか…真面目にやり過ぎた』
『もっとハゲさせるつもりだったのに』
『物足りない』
『いや手前ら勝ったんだからそこは普通に喜べよ』
相変わらず価値観の相違があるようです、フリーダムシューターズ。
次回の試合にも期待が高まります。
以上が試合の結果となります。
最後に彼らの誰が誰だか分からない写真とともに、終了と致します。
解説のネルゲルさん、今日はありがとうございました。
「帰って玉座で寝ます。ご用のかたはアークデーモンまで。」
お疲れ様でした。