※このお話はたぶんフィクションです。
「…」
『はい、対向者来たからズッシードして』
「…」
『まだ少し余裕あるから落ち着いて選択して』
「…」
『ちょっと!何やってんの!詠唱間に合わなくなるぞ!』
「…あっ」
『ちょっ何必殺使ってんd』
つうこんのいちげき!
一分後、パーティはぜんめつした…
『…あんた何やってんの』
「ちょっと手が滑ったせいで急に歌いたくなった」
『呪文選択しろっつっただろーが!なんでキャンセルして必殺選んでんだよ!』
「ちょっとどこにあるかわからなくなって…」
『ボス教習前チェックリストに特技呪文整理しろって書いてあるだろうが!
なんも見ずにチェックしたの!?』
「いや、あの時は最善だと思ったんだ」
『…最善て何ページ目よ』
「3ページ4行目」
『明らかに使用頻度低いエリアなんだが…』
「自分ではここが最善と…」
『見つからなかった訳だが』
「慣れてないんだ」
『…あんた僧侶経験は?』
「オートマ免許ならある」
『オートマってなんだよ』
「サポともいうとか」
『あれ免許あるのかよ』
「装備だけは凄いから、フレに認められた」
『まあ…うん、教習に来てるから自分でやる気はあるんだな』
「これでも俳句速詠みコンテストでは優勝の腕前だ」
『速度錬金使ってるだけだろうが!』
(とりあえず早く生き返らせてくれませんかね?)
『赤文字死体は黙ってろ!!』
(教会送りになったら賠償請求しますね)
『オラとっとと葉っぱ使えや』
「…あっ手が」
『させねーよ!!』
『じゃあさっさと次行くぞ』
「ところで」
『なんだ?』
「不安なんでサポにしていいですか」
『お前もう僧侶やるな』
そんな光景が思い浮かんだが、ないわ(・ω・)