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聖者

シーン

[シーン]

キャラID
: YX176-339
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 僧侶
レベル
: 130

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写真コンテスト

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シーンの冒険日誌

2014-07-14 22:26:03.0 2014-07-14 22:59:56.0テーマ:モンスター・ボス討伐

ある夜、絶望的なボス戦のはじまり(前)

その夜、私は日誌を書いていた。
ああ、まだ一回分ネタのストックがあるな。
ホーリーライトを死ぬほどばらまいてやったって、書いてやろう。
アクセサリも手に入ったし、合成もそこそこの結果だ。

満足の行k…


「ジー」





『(まあ…なんのお誘いかはわかるが…)
 日誌書き終わるまで待ってもらっていいか?』
「じゃあその後でいいからグラコス行こう。メンバーは集めておくから。」
『なるべく早く書き上げる…』


今回のメンバーはめぐりんさん、ピータさん、リッカさん、私の4人だ。
どうやら今度はキャンセルなしでグラコスに挑むらしい。
前回のリベンジのつもりだろうか。

話ぶりからするに、物理構成、斧主体で行くらしい。

ふーん…。まあ、いけるんじゃね。
私は僧侶だし、リッカさんは道具固定みたい。
となるとめぐりんさんはレンジャーか。
物理っていうとあっちになるだろうし。
じゃあピータさんは斧だから戦士かな?確かやってたはず。

攻撃役・攻撃兼サブヒーラー・補助・回復か。
バランスはいいな。あとは物量に押しつぶされなければいけるだろう。
じゃあいこうk


迷宮に入った時、パーティ構成を見て一瞬固まった。
パーティはレン・レン・道・僧であった。


えっ


ちょっとまってちょっとまって。
なんで誰も突っ込まないの?



落ち着こう。


ちょっとパーティの性能を再確認しようか。
まずオノ2。火力だ。これはある。武器もアポロンだし問題ないだろう。
蘇生も私が絡まれるパーティには珍しく3人もいる。安全だ。
道具使いで継戦能力・補助もバッチリだ。


…なんら問題ないのではないのか?
でも、なんだろうこの違和感…。
要求は満たしているのに。
ステータスか?そんなもので大勢が決するはずが無い。
だったらやれるはずだ。問題はない、はずだ。


********************************

ここで私は職業についてあれこれ煩く言うつもりもなかったため、
特に考えもしていなかったし、
分かっても面倒になっていわなかったと思うが、
この漠然とした不安はあたっていた。

レンジャーはサブヒーラーとしては優秀だが、2名居ても持て余してしまう。
何故ならアタッカーとして1名は攻撃を重視しなければならないからだ。
攻撃を行わなければ、戦いに勝つことは出来ない。
そうなると、単純にアタッカーを担当する側の戦闘力は
戦士に比べるとハンデになってしまう。


加えてサブヒーラーはアタッカーも兼任出来るという性質から、
攻撃・回復のどちらに回るかを予測し難い。
事前の意識あわせが出来ていなければどちらがサブヒーラーになるのか、
いつどんな行動をするのか、ということを把握し辛くなる。

これにより何が起こるかというと、
例えば僧侶が蘇生を任せて回復を優先出来ない、ということがある。
相手の手数が多い場合、手数を短縮できる全体回復は非常に有効だが、
これを利用できない。

一見ヒーラーを増やせば生存能力が高まるように見えるが、
それはお互いがお互いの動きを把握していないと難しい。
この構成の運用は見た目以上に繊細なのだ。

********************************


が、実際の所、グラコス戦に限ってはこれがうまく働いた。
ピータさんは攻撃に専念しつつピンチ時は自己回復。
めぐりんさんは攻撃と蘇生補助、
リッカさんはMP管理と補助、
私が回復…と。


テンタコルスの応援付き海魔神の怒りがきたときは
2名が同時に死亡したため、
恐ろしいことになりかけたが、どうにか倒すことが出来た。
やはりサブヒーラーは運用さえ間違えなければ復帰しやすい。
かなり有効なのだ。



…が。
ここで調子に乗ったのがマズかった。
その後めぐりんさんがアトラス強を突っ込んで勝ってしまった。

ズタボロになってるのが一名居たが、まあそれはいい。

しかしそのヘロヘロの頭で何を思ったか、バズズ強を突っ込んでしまった。


勝てない?
いや、アトラスに勝てるんなら行けるだろ?

問題ないさ。




開始直後、ツインクロー2連打でレンジャー二人が死亡した。

ヤバイ…ちょっとこれ、マズいんじゃ…?


続く。
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