シーンの冒険日誌

「キングヒドラを持ち寄らないか？」

オーグリード最後の箱探しをしている最中、
そんなお誘いをきゅ〜うぇる氏から受けた。

この時私は箱開けの達成感とともに若干の疲れがある状態だった。

…が、行けないほどではないし、カードを持て余しているのも事実。
うまく話のネタにでもなれば良いかな、程度に軽い気持ちで誘いを受けた。


「友人に誘われて」「軽い気持ちで」…？
なんだ？この…どうにも何かの悪いニュースの頭出しみたいな表現は？
私はこの展開に若干不安を感じていた。


メンバーが揃った。
残りのメンバーはたいせさんとこぞうさん。
たいせさんとは二回目だった気がする。
こぞうさんは割と大会に参加しているし、
どちらもまともな部類に入る方々、のはずだ。


気のせいだったか。
このメンバーならそうそう間違いはあるまい。



「棒立ちヒドラってどうなの？」

きゅ〜うぇる氏から、そう質問があった。


私は即座に
『死にたい奴にオススメ』
と返しておいた。


過去、（八つ当たりで）2戦棒立ちヒドラをしたが
一戦中で2回死にかけている。
行動がサンクマヒドラより速いし、
はげおたの危険性すらあるというのだから、
パターン次第で非常に崩れやすい。
蘇生役が崩れたら終了というところか。
まさに自殺用だ。
まあ、あの時のように葉っぱ噛みまくるなら別だが…。


「じゃあ棒立ちで行こう」


(　ﾟдﾟ)


…いや待て落ち着け。
回答の是非に関わらず、
どうせこのような展開になるなど目に見えていたのではないか。
毎回毎回大袈裟紛らわしく驚いて見せては陰で罵声をあびせかけ、
被害者ぶっては日誌でご報告差し上げますをいうのは
ワンパターンというものであろう。


それはそれとしてこのクソッタレめが。


だいたいコメントからして
『死にたい奴にオススメ』と言っただけだ。
別に死にたくない奴にオススメしないと言ったわけではないのだから、
別に人の話を聞いてナッシングではないとも言えなくはない。

むしろ生への執着心によってパワーアップするかもしれぬ。
そのように上層部は判断されたのかもしれない。


それはそれとしてクソッタレ上層部めが。


とりあえずやってみることにした。
パーティは武武ません僧の鉄板。


2分10秒程度で勝てました。
なんと、噛みつきもはげおたも一切無し！
楽勝である。
なんだー、イージーモードじゃないかー。


なんて言うとでも思うかこの三段重ねてクソッタレが。


油断プレイには慣れている。
そうはいかん。どうせ次あたり噛みつきラッシュだ。


棒立ちでは怒りを放置する以上、なるべくスクルトをかけておきたい。
ブレスなど軽めの行動中に挟んだり、
ラピッドステッキで間隔を縮めて対応することになるだろう。


まあでも耐えられて2回だろうな…。
3回なら死ぬだろうが、噛みつき6回中3回はよほど運が悪くないとなるまい。
一発ぐらいならシールドかロザリオで耐えられるかもしれないが…




って2戦目初っ端3回来やがったよ！Σ（ﾟдﾟlll）

が、そこは安定の盾ガード。
なんとそのまま1分48秒で勝利。
何が君らを新記録へ駆り立てるんだおい。



しかし3戦目は厳しいかもしれない。
何と言っても私のカードの番だからな。
いやいやそんな、まさかね。




二回連続で噛まれた。
間にベホマラー差し込んでなきゃ死んでた。
死ぬかと思った。




トドメ直前に『4連続』で噛まれたロザリオ発動して死ぬかと思ったらロザリオ発動したの3発目だったから死んでた。
ヒドラもしんでた。

なにこれ。



4戦目は開幕で噛まれた。
二人転がってた。
なにほんきだしてんの？ばかなの？
棒立ちにほんきとかばかじゃないの？
はげおたもアシッドも使ってたし。
ばかなんじゃないの？



でも勝った。
やはり死ぬかと思った。
3分ぐらいかかってた。



結果として何故か全戦生き残った。
こいつらどんだけ生きたいんでしょうか。

タイムアタック的にはいいのかもしれないが、やはり感想としては
『死にたい奴は死ね』
でした。

この教訓より、もうオススメはしません。
友人に誘われたからといって、軽い気持ちで行かないようにしましょう。


完

【追記メモ】
・はげおたは通常時の話し合いのみ使う。怒り時は使わない。
・上記以外は押さなければはげない。

これらより、怒り放置戦術においては、はげおたハメになりにくく、
かみつきさえなければ生還の可能性は必ずしも低い訳ではない、と推測される。
なんども言うが普通に倒したほうが精神衛生上はいい。