シーンの冒険日誌

玉友（竜玉が全く完成しない友）からモグラ参戦のお誘いがあった。
ただ、一人確保できなかったらしく、集められないかという依頼付きで。

割とこういう依頼は多い。
年中人集めてるように見えるからだろうか。
原則当日現地調達だから間違っちゃあいないが。
別に苦でもないから問題はない。
（性質上いない時はいないし断られる時は断られるが）


構成はどうする？と聞くと魔戦構成が良いとのこと。
流行りの速攻構成か。
モグラが何かのたまってる間にＦＢでブチ殺す奴。


しかしやったことがあるかと問うとNOだと言う。
うむ…ならば

建前：仲間呼びさせずに倒すのは無粋だから
本音：付け焼き刃の戦術でおっ死にたくないから
現実：魔戦フレのアテがよくわからんから

であることから、
魔戦構成でなくても良いのではなかろうか。
安定の物理戦士構成はいかがか。

そう提案してみた。
賛成を得た。戦士か旅なら行けるらしい。


道具使いでどう見てもモグラです的な誘われ待ちのフレを誘ってみた。
曰く、速攻が流行ってるためかなかなか誘われないそうだ。

なんたることか。
仲間呼ばせる前提だと穴を奪って安定に貢献すると言うのに…。
最初は戦士構成も優勢だったはずなのだが、移り変わりが早い。
激動の時代である。


しかしその流れに我々は敢えて（よくわからんので）逆らった。
戦旅道僧で5〜7分。
大地揺らしのタイミングもほぼ押さえ、
グレイブホールをパクりまくるそのスタイルはド安定といってよかった。

現物こそでなかったものの、
4回で破片6個とまずまずの成果。
当日はつつがなく終わり


「安定を求めて、それで良いのか？」


…終わりそうな瞬間、カオスなフレが話しかけてきた。
こいつはまた何を言っているのだ。


 『その台詞、50万を棒に振るとしても言えるのか。今は安定の時ぞ。』
「ほう…」


何やら企んでいるようだ。
ここは後日という事で撤退を


「では棒に振ってみようじゃないか」


何か言い始めた。
敵がホンノージに居れば即座にブチ殺す。アケチだってそーする。
なのでこやつもそれを実践しているにすぎないというのか。
油断しているとリネヨシに首を取られるが。

「ソノウチイク」「イケタライク」
のようなハムカツ並みに薄い社交辞令による回避は通用しないようだ。
すぐ殺る課である。
ASAPMOGKILL（ナルハヤモグラキル）である。
殺伐となる事間違いはなかった。


「人を集められるか？」
『適当にで良いのか？』
「適当でいい。それと 賢 者 をやりたいんじゃないか？」


賢者…？


『まさか速攻構成？やったことはあるのか？』
「いや、初見。動画を一回見ただけ。何が何だか分からないうちに終わった。」


(　ﾟдﾟ)


お前は何を言っているんだ。
別ベクトルの初見殺しか？


案の定職業は合わず、魔戦道魔賢者という
何がやりたいんだかわからない構成になったが、奴は満足そうにしていた。


ここで私は半分諦めていたが、
半分はあわよくば…と考えないでもなかった。


なのでパスタを食べて備えた。


「おいおい、そんな小細工をするのか？」


食事をしたことに不満を言う奴はそうはいないと思うんだが…。
いや全く恐ろしい奴よ。


案の定…。
そう、案の定だが。
唯一の回復役である私が賢者であり、
ワンパンを防ぐ手段がないのでモグラ自慢の土を思う存分味わった。

それでも最終形態まで行き、結構粘ったのだが、
バンドさんの数に押されて敗北した。
せめて僧侶でさえあれば…と悔やまれる。


なお、真面目な構成で呼ばせ前提のリベンジしたら4分だった。
今度は真面目にやれ、な？



解散間際の奴の言葉が印象的だった。


「言っとくけど、遊びでバザーからモグラコイン買うのはやめておくんだぞ？」


…
ブーメランスキルが170あるな。貴様は。


完