【シーン】
『よし、来たな。まずはパラディンガードを張る!』
【ストーン】
「発動しない!」
【クリスト】
「こっちもだ!」
【シーン】
『なに…俺もだ、クソッ、やはり数パーセントでは』
【ケビン】
「落ち着け。応援を待って対処する。」
【シーン】
『ダメだ!やられた!』
【ストーン】
「すまない、こっちもだ」
【ケビン】
「全員ダメか…サルベージを頼む」
【シーン】
『話が違う…てんで手が出せないとはな』
【クリスト】
「開幕の動きがカギだな」
【ストーン】
「これは少しずつ慣らしていくしかないようだ」
【ケビン】
「とにかく経験をつむぞ。いいな」
【シーン】
『おい、同時に発動してんじゃねぇ!勿体ないだろ!』
【ストーン】
「お前だってさっきの告知無視しただろ!先走って使いやがって!」
【シーン】
『お前結果的に発動できなかったじゃねえか!
俺の発動で正解だったんだよ!』
【ストーン】
「なんだと…お前自分から仕切っておいてそれを言うのか!」
【シーン】
『チッ…あああ、くそ、言い争ってる場合じゃない…。』
【クリスト】
「落ち着け。頭を冷やすんだ」
【シーン】
『だが…!』
【クリスト】
「俺達は大分慣れてきた。
一度は連中を追い詰めるところまではいったんだ。
だが…皆限界が来てる。もう2時間はやってこのザマなんだ。
お前らがイライラし始めてるのも体力的に限界がきているんだ。
だから…あと30分だ。区切りをつけて集中するんだ。いいな。」
【ケビン】
「30分…そうだな。
気持ちを切り替えよう。集中を取り戻せば勝てるさ、きっと。」
【シーン】
『…』
【ストーン】
「どうした」
【シーン】
『そのなんだ、すまなかったな』
【ストーン】
「謝ってる暇があったら必殺の一つでも使うんだな」
【シーン】
『わかっている。この30分に全てをかけるぞ…』
【シーン】
『パラディンガードがきた!同時に3人か。先に行け!』
【クリスト】
「分かった、発動するぞ!」
【ストーン】
「クリストの後に続く!」
【シーン】
『俺はそのあとだ!』
【ケビン】
「モンスターゾーンはキープしておく!切れたら言ってくれ」
【シーン】
『頼む!基本的に温存だ!』
【シーン】
『調子がいいな、いけるかもしれん!
パラディンガード、連続発動でいく!』
【ストーン】
「いいぞ、全員距離を取れている。
キラ―クリムゾンをうまく引き付けているな」
【クリスト】
「発動がきた、シーンに続くぞ!」
【シーン】
『出し惜しみは無しだ!マカロンも使いまくってやる!』
【ケビン】
「必殺はないか?」
【シーン/ストーン】
『ない!』
【クリスト】
「こっちもだ、すまないがしばらく引き付けてくれ!」
【ケビン】
「任せておけ!」
【シーン】
『こういうときになら滴連打だな!』
【ストーン】
「パラディンガードきた!」
【シーン】
『発動いそいでくれ!』
【ストーン】
「わかっている!」
【クリスト】
「あとちょっとか…」
【シーン】
『おい、必殺は?』
【クリスト】
「全員…ないな」
【シーン】
『万事休すか…』
【クリスト】
「後は頼んだぞ」
【シーン】
『おい、お前何を…』
【クリスト】
「奴らに一泡吹かせてくるさ。お前はそこでガードをためてろ!」
【シーン】
『おい、やめろ!死ぬ気か!』
【クリスト】
「だったら何とかして見せろよ!」
【シーン】
『できたらやってる!!!お前そんなことも…』
【クリスト】
「SHTジゴスパークだ!くらえ!!!」
【シーン】
『クリストオオオオオオオオ!!!!』
【ストーン】
「勝手に殺してんじゃねえよ」
【シーン】
『ストーン!?』
【ストーン】
「これで終わりだ。ダメ押しのジゴスパークッ!!!」
【ケビン】
「キラ―クリムゾンが…倒れた…」
【ストーン】
「ふん、世話をかけさせる。おい、生きてるか」
【クリスト】
「死んでるようだな」
【ストーン】
「そうか。喋る死体を回収した。元気そうだぞ。」
【シーン】
『全く心配かけさせやがって…』
【ケビン】
「ともあれ、無事に勝利できたというわけだ。で、感想は」
【シーン】
『感動のために眠れぬ夜ができた。夜更かしが確定した』
【ケビン】
「そういう感想しかもてんのか…」
【ストーン】
「らしいといえばらしいな」
【クリスト】
「まったくだ」
―――こうしてキラ―クリムゾンは討伐された。
彼らの戦いの証は称号として残り、
アストルティアの歴史に刻まれたのだ。
…どうしてこんな日誌になった( ゚Д゚)
完