※戦闘描写が通常と異なる可能性がございます。予めご了承ください。
友人に連れられて、ダークネビュラスを訪れることになった。
時間ばかりかかるだけで面倒くさそうな店のイメージが強く、
私は訪れようとは思わなかったのだが、
キラ―クリムゾンを終えたことから半ば強引連れられて行くことになった。
「へいらっしゃい」
――魔2僧2なんですが、いいですか?
「ええ、大丈夫ですよ。最近は忙しくなくなってますし、
魔のお客さんも普通に多いんで…。」
――じゃ、お願いします。
「へい、魔パーティ一丁!席はご自由にどうぞ。」
――せっかくなんでカウンター席で。
「じゃ、始めますんで。準備いいですか?」
――どうぞ。
「お通しのやみのブレスになります。」
なかなか濃厚なブレスだ。
事前にブレスガードをしてきて正解だったようだ。
このお通しで気絶する客もいるらしく、当初は大変だったらしい。
「おっ、お客さんちゃんと対策してきてるね。
ウチは濃い味多いから対策してくれるとこっちも手間が省けるよ。」
――対策がない場合は滅却かなにかで?
「いやあ、うちの場合すぐに滅却吹っ飛んじゃいますからねえ。
やっぱり闇耐性とか、ブレスガードしてくるのをお勧めしますよ。
これ耐えられるかどうかで結構違うんで。」
――なるほど。
「じゃあちょっと強めに。踏み潰し行きますね。
ああ、お客さん、詰めると後が大変だから。」
――ああ、ちょっと離れますね。
一人巻き込まれてしまった。
一人は聖女をかけていたが一人はたまらず倒れてしまった。
「お客さん蘇生早いねえ。
聖女のはりなおしもしっかりしてる。
この店向きじゃないかな。」
――いえいえ、最近もっと濃いめの店にいってましたし。慣れですよ。
「ああ、キラーさんね。あそこ今盛況らしいねえ。
おかげでウチは閑古鳥…というわけでもないか。
ブームのおこぼれは貰ってる感じだし。
ってお客さん僧侶でしょ?キラーさんには行かないんじゃ。」
――そこはまあ、パラディンで。
「あそこ行くと対応早くしないといけないよねえ。
お客さんの流れも速いから。
滞らせてトラブルになるってよくあるみたいで。」
――ありますあります。大変でしたよ。この店はまだ気楽でいいですね。
『うーい、邪魔するよ。』
「お、メカバーンさんだ。お客さん悪いけど…。」
――ええ、大丈夫です。席詰めますから。何人ぐらい来ますか?
「いつもの調子だと12人ぐらいかなあ。」
――昔は余裕がなくて大変だったみたいですね。
「そりゃもう混雑しててねえ。お客さんの火力もそんな高くなかったから。
メカバーンさんも言っても聞かないでしょ?大変だったねえ。
や、ウチじたいは大変じゃなかったんですがね。」
――ですよね。あ、片付きましたよ。
「はやいねえ」
――今はいろいろ火力増やす手段とかもありますから。
続く