調子こいた我々はそのままグラコスと戦うことにした。
といってもたかがグラコス。魔3僧と考えれば楽勝だ。
タンメン魔どもだろうとなんだろうと、
相手は雑魚雑魚問題ない。
そう思っていた。
すっかり油断ムードの我々だが、いきなりタコを呼ばれ、
しかも2体がミステリーダンス。
これで私がMP半減。二人がMPゼロという事態に。
ちっ…時間かけさせてくれるな。
見るとフレは賢者の聖水を使っている。もったいなや。
魔法の聖水でちびちび回復するのも面倒だと思った私は
マホトラの衣を展開して当たりに行く。
しかしグラコスの攻撃は魔法ばかりで回復量は微々たるもの。
じらされる私。
ここでグラコスが海魔神の怒り。大量MP吸収のチャンスだ。
味方も攻撃範囲に含まれている。
よし、こいつの範囲内に残ってベホマラーを重ねるか。
結構回復するだろ。
…
ベホマラー発動しない!?キャンセルでもかかったのか?
見るとMPがゼロになっている。
海魔神に混じってタコがミステリーダンスをしてやがった…!
なんなんだこいつ!
さらにグラコスが仲間呼びを重ねる。
既に敵は6匹まで膨れ上がっている。
MPを回復させようとするが、
都度タコがミステリーダンスを2枚重ねでかけてきて攻撃が出来ない。
魔法使いがMP取られちゃあ洒落になりゃしない。
しかも麻痺/眠り耐性のそれぞれ欠けている奴の方に
ララバイ/いなづまをいれてくる。
ど、どうなってる!?
それぞれの耐性の穴をつきつつ連携だと!?
しかも海魔神に応援まで重ねてきやがる!
意味わかんねぇぇえええ!!!
「タコだ!タコを先にぶっ殺せ!」
たまらず作戦を提示。
しかし以降タコは次々と呼ばれ、Lまでは確認できた。
アビスソルジャーやディーバも定期的に呼ばれていた。
ハッスルダンスでHPを回復され、適度に足止め、
連携を乱された我々は防戦を強いられた…。
一度は3人が壊滅し、聖者の詩まで使わされる事態になったのだ。
そこをどうにかひっくり返せたのは、
作戦のおかげだったのか…よくはわからない。
どうもあいつら、殺せるギリギリのところでいたぶってた気がするし。
本当に中に人入ってたんじゃないかってぐらい連携がとれていた。
ともかく、この11分間の死闘は忘れられない一戦になった。
というか、本来の魔3ならこいつら殲滅できたはずなんだよな…。
グラコスもまだまだ油断ならぬ相手ということなのかもしれない。
ていうか、いろいろおかしいから、これ。