【1】
「おめでとうございます!あなたは神になる権利を得ました!」
『そりゃすごい!一体どこの神様になれるんだい?』
「アストルティアという名前の」
『悪いが今の話は聞かなかったことにしてくれ』
【2】
「ダークキングのレーザーを避けられないんだ…何かいい方法はないかな?」
『PCを使うと避けやすくなるって聞いたことあるなあ』
「なるほど!やってみるよ!で、パソコンを何台装備すれば避けられるかな?」
【3】
「パーティ組むならどんな僧侶と組みたい?」
『装備がしっかりしてて、アレコレ厳しく指摘しない人がいいかなあ』
「なるほど、でも心配は要らないよ。大抵の僧侶は装備しっかりしてるしね」
『でも厳しい人いるんでしょ?』
「大丈夫。言いたい時にはほとんど口が利けなくなってるから」
【4】
『魅了ガード、100%じゃなくていいんですか?』
「ははは、何を言ってるんだい?それじゃあ君への愛も冷めてしまうじゃあないか。僕はいつも君に首ったけだし浮気だってしないさ!」
翌日、教会に1つだけ死体が送られてきた。
どうやら男性の死体のようだ。
【5】
『後ろから攻撃するアタッカーと封印される魔法職、どっちが地雷かな?』
「どちらも一概には地雷とは言えないな。
後ろから攻撃するのは、巻き込まれを警戒しての事かもしれない。
魔法職は近づかなければ封印されるケースは少ないし、封印自体状況が限定的だ。
使い方を間違えてないなら問題ないよ」
『じゃあ、回復しないヒーラーは何かに使えるのかな?』
「それはネタか弾除けに使えって言っているんだよ」
【6】
「あんた、業者だろう?」
ああああああ『?何を根拠に?』
「そんな名前、明らかに業者だろ?こんな辺境で自動狩りとはご苦労様だな」
ああああああ『いや、普通に喋ってるじゃない…』
「見張りでもいるんだろ?まともなプレイヤーならサブでもそんな名前」
ああああああ『100人も名前思いつかなかったんだよ!』
【7】
「いいお知らせと悪いお知らせ、どちらから聞きたいですか?」
『いいお知らせで…』
「僧侶が強化されます。おめでとうございます」
『おお!じゃあ悪いお知らせは?』
「聖女の守りの仕様がバグでしたので修正されます」
【8】
「主人公は冒険者なんだ」
「他人と強さを比較して強さを下さい、あいつを弱くして下さいって願ってる」
「敵が手加減してくれますようにとか、世の中が荒れますようにとかも願ってたり」
「何故か経験したことのない未来の情報を知ることが常識になっていて」
「神様が何をしても冒涜される世界なんだって」
『それ、なんて物語なんです?』
「それはドラ…すまない、来客のようだ」