シーンの冒険日誌

【よろしくお願いします】
外部からの謎の強制力により大多数の冒険者が言わされている台詞。
しかし、不利になるとは仲間内で争いを繰り広げたりしている辺り、
この言葉の意味を正確に把握している者は、極めて少ないものと考えられる。

開発者の中に聖なる「パワー」のワードを名前に持つ者が居ることから
一時期強制力としての関与を疑われたが、
顔色を見る限り搾取される側としか思えないとして直ぐに疑いは晴れた。


【初売り】
ピラミッド前で初心者を装い、形のない何かを売り払う行為のこと。
一般的感覚で考えると高額で何かを売り払われているが、
初売りと言うだけありそれは生涯に一度だけ。

それを考えると、何処の馬の骨とも知らぬ輩に
初めての何かを売り払う代償はやけに大きく見える…のだが、別に大きくはない。
所詮世の中金である。


【常闇の聖戦】
高額な竜牙石を10個も使い、20分かけて死闘を繰り広げ、
雀の涙ほどの報酬を得て数秒しか保たない封印を施す行為。
死ぬ気で得た報酬の砂やブヨブヨによって交換できる武具は
見た目には強そうだが、その実なんの役にも立たない。

間違いなく騙されているはずだが、参加者は何も言わない辺りが
この戦いの異常さを物語っていると言える。
なお、何も言わないと言ったが愚痴や日誌や争い関連では色々言う。


【夢現編】
胃腸を悪くする呪いをかけられた主人公が、パンイチ魔神に挑む話。
ただし、この戦いの凄いところは主人公ではなく、
何度死のうが戦いを肩代わりして世界をもたせるグランマーズである。


【日誌書き】
ネタ切れとの永遠の闘争のこと。
いいねとコメントの数に一喜一憂し、返事をどうするかを常に迷う。
こんな記事を書いてる奴は間違いなくクレクレしてやがるので
即座にブラウザバックしよう。


【3/31 ○○40000 あります】
…と言う書き置き。
間違いなく我々をおびき寄せる罠である。
ノコノコやって来た我々は恐らく40000の敵や
戦闘力40000の敵にボコられるはずである。
少なくともサポを3人は連れて行こう。


【装備（宝珠）設定ミスして預けてます】
縛りプレイヤーに対する挑発。乗ってはならない。


【香水】
なんと！！！
つけるだけであなたに幸運が訪れます！！
出会えなかった人に出会えたり、レアなモンスターに出会えたり、
宝物が手に入ったりしますよ！！！

嘘は言ってないが言葉にすると詐欺くさいアイテム。



【サブから失礼します】
自分は尖兵に過ぎず、本体は別にいることを前もって告げる事で、
相手を威圧する常套句のこと。

有名な魔王バラモスですらサブから失礼する存在であったことを考えると、
かなり有効な手段として機能しているものと思われる。

副次的な効果として「タイムライン」なる存在に
察知されないと言うものがあるが、この言葉を用いる者は
大抵この「タイムライン」を恐れているフシがあるため、
よほど強力な、例えば時間を司るような魔王なのだと考えられる。