シーンの冒険日誌

『万全』というのは私の明らかな勘違いである。
斜め読みしたせいもあり、私は勘違いしていた。
破壊するのはあくまで『対応した色の石』である必要がある。

上下運動してから8〜9秒後？無敵時間2秒？
そんなことはどうだっていい。前提から間違っている。

そして、海冥の浸食に混ざってメイヴ本体がいかすみ、
デスファウンテン等を混ぜて繰り出してきており、
タイミングが合っていてもそれで殺されることに気づいていなかった。


なーにが
『タイミングが遅いんじゃないか』
『だいぶつかめてきた気がする。次は石破壊してみる』
だ。ボケが。普通に石の色対応してないし。ぶち殺すぞ。



ともあれ。
認識の誤り、勘違い、迷走に次ぐ迷走…。
バトを戦士に変えて安定度は高まるものの、訳もわからず全滅を繰り返した。

シンプルに石破壊しない、
という案も提示されながら土壇場になるとすがってしまい、
そして安全地帯で4人まとめてデスファウンテン死。


ログを見て浸食ではなくデスファウンテンで死んでいることに気づく。
原因はなんとなく理解しかけてきたが
情けないことに頭は既にいっぱいいっぱいだ。


ダメだ。『流れ』が来ていない。
勝てる気がして来ない。
1ごときにこれか…。


飯も切れた。結構いい時間だしここらで解散だろう。
この戦いに運による勝利はない。
いや、ないものと思って挑むべきだ。
数回挑んで負け続けなら戦い方が悪い。
だから、勝ちたいなら落ち着いて一度作戦をたてなおすべき。
飯の切れ目はそのためにもあるはずだ。


しかし。
その旨を伝えても
「諦めるのか？」
「もうだけ少しやっていきます。このままじゃ眠れないw」

このメンツの反応よ。負けず嫌いどもめ。
そんなに負け日誌が嫌か。
私も嫌に決まってんだろ。
でも根が安定志向ってことなんだ。


『じゃあもう一飯だけな』


場に流される。明日寝不足だなぁ…。




再戦初っ端で床ペロ。
最悪のスタートである。
眠いもんは眠いんだよ。
勿論これで目がさめるってこたあない。


しかし。
この頭がいい具合に臆病さを振り払ってくれたのか、
聖女中心にバフを組み始める。割と流れは悪くはない。
こちらはコーヒーのバフが欲しいので注文したら断られた。ケチめ。


残11分でメイヴの体力がオレンジになる。
これは…ギリギリ間に合うか？
海冥の冥圧がパターンに増えるが、
僧侶ならそれなりに距離をとって回避できる。

天使はある程度は…捨てだ。
そう、壁してるときとかにやるんだったよな…。
暫くぶりで忘れてたぜ。

ターンエンドの回転アタックも基本回避。
一人でも回避出来てれば後にはつながる…！


残5分で赤！ギリギリ過ぎる！
こいつは…タイムアップとかってオチじゃあないのか！？
なんかゲノムバースばっかしてきてる気がするぞ！しのぐのに精一杯だ…！
くっそ…壁とかで時間稼げないのかよ！


残1分！さらにゲノムバース！
石は目の前、二人死亡、しかし色は敵とは別の色！
石を破壊するか？必殺を使うか？

どうせタイミングなんてわかんねぇんだ。
必殺つかって味方蘇生した方がマシだ！
使用後超ダメージで死亡。直後に蘇生。


再度ゲノムバース！
うっぜえええ！！！
もう時間もない！
せめて味方のテンションを上げさせるために石破壊してやる！


しかしその前に潰されてしまう。


『時間稼ぎかよ…畜生』


ダメだ。
こんだけゲノムバース連発、
ジリ貧の状態じゃダメージが蓄積しているはずがない。
最後の一撃にも期待できないだろう。
タイムアップで終了かぁ…。




ドワ子は海冥主メイヴをたおした！


(　ﾟдﾟ)


えっ


倒した？
しかも不死鳥天舞でフィニッシュ！？
残り数秒だぞオイ！



こ、こいつ…まさか地道にかましてたっつーのか…。
ここにきておいしいとこ全部持って行きやがった…


「崇めよ」


うっぜええええええええええ！
言うと思ったけどうっぜえええええええええええええ！！！

なんかすげー勝者な雰囲気だしナニコレ…(　ﾟдﾟ)
実際勝者なんだけど。



あーあーもうなんか…
心は折れかけるわ情報通りにはいかないわ…
イイトコ無しだってのに！
久しぶりにすげー悔しいぞ畜生！
何が悔しいってこれ日誌にちゃんと書かないといけないってことが一番な！！

こうして初メイヴ戦はギリギリ勝利を収めた訳だが…
納得いかねええええええ！！！


次頑張るか…次頑張ろう…。

続ける