シーンの冒険日誌

そして…！
克服…！前半の戦い…！
１２分を残してメイヴ…黄色…！
訪れる…勝利の機会…！

ガジェ、災禍に恵まれたとはいえ…
これは行ける、そんな空気が流れる…！



が…！



威圧…！
プレッシャー…足が竦み、力が抜ける…！
冥主の威圧…！あまねく大地に知れ渡る…！


勿論…あまねく、等というのは誇張…
しかし…前線に出ている戦士…！
彼らには十分に行き渡る…！
王の威容…！

それは見てから十分によけられる速度
しかし…見てから、というのはノーモーションならばこそ…
攻撃中、詠唱中にその理屈は通用しない…！


冥主…退ける…！
そこが己の領土だと言わんばかり…！
避けて反撃…そこに…追撃…！
暗黒海冥波…！

待ってましたと言わんばかり…
混乱、呪い、封印…！
リムーバー以外の解除はほぼ不可能…！


退ける…！
回転アタック…威圧…暗黒…！
近寄らせない…！これが冥主…！
理不尽…！搾取する側の法…！


冥主…隙を生じぬ二段構え…！
勝つべくして勝つ…！


シーンたち…これに圧倒される…！
赤…赤までは追い詰める…！
そこからが進まない…近づけない…！
膠着…打開策がない…！

時間が３０分あれば、あればなんとかなるはず
それは一日が３６時間あれば…ということと同じ

だがこれはゲーム…！
ゲームならば法を変えてもいいのではないのか…！
見逃してくれても…！

そんな思考…逃避っ…！
負ける者の道理…！
頭の中を駆け巡るは弱者の道理…！


「近づけないというなら…おれが占いというのはどうだ？
　弓やタロットでも支援ができる」
「それは戦占道僧ということか？」
「そう、後半に備えてのことだ。
　蘇生も支援できる。僧侶の負担は変わらないはずだ。」
「だったら俺もまもの使いを試してみたいところだな。戦まも道僧でどうだ？」


戦士二人がそれぞれに案を出す…
が…それは今と同じかそれ以上の火力を発揮するという前提…！
しかし…今の膠着状態…打開策…打開策が欲しいっ…！


『であれば、両方を試してみて、どちらかが正しさを証明すればいい…』
「もっとも難しいことだが…やってみよう」


がっ…駄目っ…！


既に…少なくともシーンに関しては戦２に慣れすぎてしまっていた…。
戦２でないなら…動きは劇的に変わるっ…！
抑えられない…泥水を…！
またしても逆…下流へ流される…！
たどり着いた上流で滝から蹴落とされる…！

滝から落とされた主人公は記憶喪失になり…！
やり直し…！これまでの経験値がゼロ…！

まもの火力を維持しようとするあまり…瓦解…！
断念した後の占いは回復向けデッキのため火力が出ず…！
チャンスにも恵まれない…！


人は…物事を打開するとき、「理」に適った行動をする…。
が…人の「理」を破壊するのはいつも怪物…！
彼らが相手にしているのはまさにその…怪物…！理不尽な暴力…！
即席の理などは狙い撃ち…！穴…隙だらけっ…！


彼らは構成を変えるべきではなかった
少なくとも…これを終えたとき
「試し」であるべきであった時間は、
いつのまにか「本番」…「終了」の機会となった…。



そしてシーンは再び他の混沌へと身をゆだねるのである…。
クスリ…葉っぱ…マカロン…！
使えるものは何でも手を出した…！
戦２…それが…正しいと信じて…！


がっ…敵わぬ…！
残り５分で赤…ガジェットと災禍…！
そこまで追い詰めて…

無常の威圧…暗黒っ…！
高確率でそれがわかっていても
それが彼らの知覚限界…！
暗黒への転落…確定…！


こんな…こんなインチキ…！理不尽…！
この泥沼に沈む中で恨み言を吐きつつ…！
ダウン…ログアウト…無念のログアウト…！

５時間の死闘を制したのは…メイヴ…！
シーン…見誤る…勝機を…！
これが現実…！


まだだ…まだ終わっていない…
次…次の水曜…！
そこに向けて…再挑戦…！


散財した薬剤代実に１００万…！
取り戻したい…その代償…！
名誉の奪還…不条理への対抗…！
己の日誌のネタのために…！

次回へ…続く！