【おはらい】
いかなる呪いでも解除できると過信されているスキル。
特に死亡フラグの呪いと物欲センサーの呪いは解除出来ないのだが、
効果もないのに祓われる事案が多発している。
頑固な汚れや口から吹いた牛乳や紅茶の類も解除できないので注意されたい。
実際モンスターから直接受けた堂々とした呪い以外は解除出来ない。
真夜中に五寸釘打つような陰湿な呪いは解除できないので、警察の呪いを使おう。
なお、性能的には物凄く鈍く、解除中を狙われることもしばしば。
【マホトラのころも】
入場に際し、弁当や飲料の持込又は使用を禁止されているテーマパークなどで、
やむをえず緊急補給が必要な場合の技能。
殴られた瞬間の溢れ出る脳内物質で精神力補給を行うために発案された
エネルギー吸収膜の一種とかなんとかそう言うやつとされる。
専門の技術が必要で、
殴られてても不自然でない聖職者以外は使用出来ないということになっている。
だが宗教によっては全力で反撃する宗教もあるので
この風習はもはや形骸化していると言っても良い。
しかしこのスキル、効果時間の短さからか殴られずに終わることも多い。
イオグランデ辺りをくらうタイミングに合わせて予測ベホマラーをかけるなど、
所謂MP自転車操業をしてしのぎを削る聖職者もいる。
この食らいヒーラーのイメージから聖職者=ドMのイメージがつきやすいが、
どちらかというとピンチからの脱出の方が好きな層が多いことが
要因(のはず)なので正しい解釈とは言い難い。
【聖女の守り】
僧侶がドチート呼ばわりされる原因スキルその1。
所謂死ななきゃ(全回復で元どおりなのだから)安いを体現したスキル。
50%以上のHPがあれば、即死・9999ダメージを含む
あらゆる一撃をHP1で耐えさせるのだから、
残りHP9000ぶんの余剰エネルギーは亜空間にでも葬ったのか?
などと広場で憤慨する有識者が出てくるのも仕方ないと言えるだろう。
ただしこのスキル、多段攻撃にはひたすら弱く、HP1でなぜ死なぬ!?
を体現する数々の空想英雄ソルジャーに比べると、あっけなく逝く感は否めない。
最近ではスキル調節より多段攻撃で対策を取るバランスになってきており、
今後の脚本家の頭を大いに悩ませることは間違いないだろう。
(特に顕著な例はスライダークであり、
僧侶と賢者を比較すると、賢者の方がヒーラー席として優秀な始末である。)
なお、このスキルの真価を発揮するから使い手次第であることは明記しておきたい。
上記の問題や敵の攻撃の多様化もあり、
今後ますます選択に苦慮するのは間違いないだろう。
【天使の守り】
僧侶がドチート呼ばわりされる原因スキルその2。
と今は言うほどでも多分ない。
タメが長すぎて野良同盟戦ならまだしも開幕にのんびり使ってる暇はないし、
苦労して使ったのにいてつくはどうで容易に剥がされる。
開幕に使えば人死にが発生する可能性が高まる訳で、
このために保身ダッシュ野郎と判断されるケースもある。
極端な場合天使=地雷と判断されるケースも。
状況に応じて使われる天使は
保険として非常に有用であるし、宝珠である程度隙は緩和可能。
『死んだ僧侶は予備の雑巾ぐらいの価値しかない。
紙代わりに使える世界樹の葉の方がまだマシ』
と言われるほど死んだ僧侶は役に立たないため、
保身に走るのもやむを得ないだろう。
【聖なる祈り】
僧侶がドチート呼ばわりされる原因スキルその3。
『迷ったら祈りマラーっときゃええねん』と言われるほどには有用なスキルだが、
賢者が『解せぬ』とか言ってるのを見過ごしてはならない。
あちらは早読みが任意な分しんぴやむげんマラーの出番も多いのだ。
回復魔力に依存するが宝珠の回復量効果は2倍にはならないことに注意されたい。
最近では回復魔力の地位も見直され、
ガチ殴り合いバトルに回魔特化僧侶が出てきつつある。
ただしそのまま他のバトルに行くと途端にポンコツになるので装備チェックは必須。
【ホーリーライト】
最強スキル。
これでトドメを刺すのが僧侶の嗜みである。
ジゴスパークトドメ教とは同盟を結ぶ仲。
決してネタスキルとか言ってはならないし、事実(私の中では)ネタスキルではない。
【女神の祝福】
HP2以上版聖女の守り。
ただしチャージスキルで効果時間半分という鬼畜スキル。
効果は聖女の守りが優先されるので、
自動HP回復系スキルに合わせて二重バリアみたいな真似もできる。
実用性は不明。ミラクルもろば斬りの保険や相方への過保護に最適。
【ベホマ】
祈り切れた時の祈りベホイム。両手を伸ばす運動。
もしくは僧侶の自称ステータス、自称基本的人権、自称有識者の証、見栄、牽制など。