シーンの冒険日誌

【1】
ある男が、エンドコンテンツに向けてのパーティメンバーを募集した。
最後の一人というところで、人間男とエルフ男がほぼ同時に手を挙げた。
二人の能力はほとんど同じだったが、男はエルフを選んだ。

これに選ばれなかった人間は訴えた。
「僕のほうがログから見たら早かったはずだ！
  能力はほぼ同じだし、僕の何がいけないんだ？僕が人間だからか？
  エルフ男も100%地雷だって誰かが言ってたんだぞ！」

男は静かに答えた。
『初心者マークは外したらどうだ？』



【2】
バージニアステッキは最高のスティックだ。
回復魔力は高いし、HPも一番増える。
使い慣れた人には最早必須の開戦時50%聖なる祈りも標準装備だ。
しかも豪華特典として行動時に2%で聖なる祈りがつく。
聖なる祈りの更新の手間が省けるというわけだ。

「だと言うのに、なんでキミはまだユグドラシルなんだい？」
『本体に差し込む棒なんて速ければなんでも良いだろ』



【3】
「なあ、僧侶にとって一番大切なものってなんなんだ？慈悲の心か？それとも高潔さか？」
『自分の命』



【4】
とある天地雷鳴士が幻魔に尋ねました。
「お前の考えていることがオレには分からないよ。自由過ぎる。
   上位存在とはそういうことは気にかけないのか？」

幻魔は言いました。
『お前陰口ばかりで何も言ってこないじゃん』



【5】
『作戦を確認するぞ。まずバフをはってから雑魚を蹴散らしていくんだ。
  雑魚が大体始末できたところで北に向かいボスに集中攻撃しろ。
  あとはボスに合わせつつ戻り雑魚と鐘を掃除して最後にボスを撃破するんだ』
「わかった」


戦闘後


『お前どこに行ってたんだ』
「バフってどこに売ってんの？」


【6】
『良いニュースと悪いニュースがある。どちらから聞きたい？』
「じゃあ良いニュースから」
『アクセサリの合成は成功した』