それには古からの闘争が大きく関わっている。
当時の古代人たちは、人生ゲームなるワールドシミュレータを立ち上げ、
仮初めの生を享受していた。
しかし、ひとたび他人から蹴落とされマウントを取られると、
世界のリセットと称しては天変地異とか指先で世界を滅ぼしていた。
この後古代人たちは決まってラグナロクと言う名のリアルファイトを起こすのである。
ラグナロクの結果、人生が一人プレイ専用となる者が後を絶たなかった。
時代が移り変わろうと人の本質は変わらない。
ダイレクトアタックを駆使したリアルファイトは無くなったものの、
人々は光速で煽り煽られ続けている。
そんな中現れたのがこの闘戦記である。
このような100%世紀末環境において、
傲慢な古代人の血が再び騒ぎ出さないということがありえるだろうか?
ありえなかったのだ。
アストルティアの賢明な人々は、
ラグナロクを引き起こす可能性を少しでも減らすために、
畜生どもを引き連れてでも仮初めの平和を望んだのである。
その結果がこの動物園だ。
畜生どものために大量のパンケーキが焼き出され、インスタの餌食になった。
ミラクルサンドは高騰し、パンが無ければパンケーキを食べれば良い時代になりつつある。
それが正しいのかどうかはよくわからない。
わかるのは食後30分以内の運動は避けたほうがいいだろうということだけだ。
なお、畜生を含まない人類同盟が賢明でないのか?
と問われればそうとも言い切れない。
何故なら畜生2だとしてもラグナロクの可能性は結局ゼロにはならず
根本的解決になっていないからだ。
しかも畜生どもと人間の関係は既に逆転しており、
むしろ介護コストを含めると人類同盟より割高とすら言える。
このことから古代人の血が濃い者どもが世捨て人になるために
やむなく畜生を選択した結果がキラキメであるという見方すらある。
彼らも必死だ。
己を御するために隣にサンドバッグを置き、
キーボードに画鋲を仕込んででも暴発を避けようとしている。
ひとたび「わたあめないんすか」などとうっかり煽ろうものなら
即座に「お前が床舐めた原因なんだっけ」と返され、
ラグナロクの引き金となってしまいかねないのだから…。
闘戦記にとって何が正しくて、何が間違いなのか。
それは今なお誰も知らないが、後世のブロガー達が評価してくれるだろう。
とかいう適当すぎるネタ(゚∀゚)