つよいっど初戦日誌
「ごきげんよう、たまには強ボスなどいかがですか?」
そんな声を掛けられたのは前回のフレと災厄王リベンジに行くぜ!
と思っていた矢先
「昨日みんなの力を結集して倒せたんだ!うれしい!」
とそのフレが喜びの声をあげていたのを暖かい目で見送ることになった時だった。
でも一回全滅したらしい。それも迅速に。
いや迅速に死んだらアカンがな。
さて、個人的にはヤツとはケリをつけたいところなのだが…
動機がなぁ…野良だといろいろあるしー。時期も外れてるしー。
そんな時に強ボスのお誘いだ。
せっかくだから乗ることにはした。
しかし私は相変わらずの無耐性主義者である。
だんだん話の展開が無耐性で生きる戦闘日誌になりつつあるが、
まあ勝てばよろしい。いちおう竜おまもってるから完全無耐性ではないが。
とは言え強ボスについては実はトラウマがある。
一見戦闘好き民族に見える私だが実際には
『腰抜けだなんて言わせないぞ!』
等と虚勢をはるほどにはメンタルがやわらかいのだ。
やわらかいので今日のおすすめのデザートの中に入れると死ぬ。死ぬから。
話を戻そう。
もうずいぶん前になるが、強ボスに挑むのを当分諦める、
という決意をすることになった戦闘があった。
まだ追加職業も全部揃ってない頃だったか、
強ボスに挑みたい!というフレと一緒に野良でボスに挑んだのだが…。
暴君にボロクソに負けた。
回復がおっついてない、構成を変えろと言われた。
フレと私は一職しか出来ないため不可。
ついでにフレが当時の不人気職だったこともあり、まあ…なんというか。
殺伐タイムな感じで解散。
回復が追いついてない…だと?
一人では無理があるのか?
ワシが…このワシがあああああああああ!!!
等といろいろぐにゃぐにゃ考えた挙句。
めんどくさくなっていくのやめた。
という経緯があった。
『で…なんでその、強ボスに挑むのにサポがいるワケ?』
「ザオが出来る人が居た方がいいでしょ?」
『いや、そういう問題じゃなくてだな…』
「あ、ごめん、私がザオするね」
分かってくれたか。僧侶一人では不安…
『ってサポなのは変わんねえのかよ!』
「大丈夫」
『あんたその台詞これから全滅するつもりでもいるのか?』
「練習だと思ってくれればOK」
『…ああそうかい。日誌のネタが増えてなによりだ。』
なお、戦闘構成は武旅僧魔戦(サポ)。
魔戦ならそれなりに動いてくれるから大丈夫か…。
『ところでティーチャーたち、初戦の私にアドヴァイスは?』
「燃えると死ぬ」
『…そうだよね。人は燃えると死ぬよね。』
「魔結界1回張っておけば多分死なないから。」
『そうか、気休めにはなりそうだ』
前情報無しで戦闘開始。
初手、チキンなため開幕天使。
ぞろぞろ3体が動き出す。
2手目、祈り。
ここでパーティHPがオレンジ。
セオリー通り3手目はベホマラー。
敵の攻撃にラリホーマが見える。眠りありか…。しかしミス。問題なし。
4手目、スクルト。5手目以降は回復、隙を見てキラポン。
なんか余裕だった。
1体倒してしまえばほとんど相手の手数に押されることがなくなった。
今じゃあこんなに簡単なんだ。(注:個人差があります)
結局3回倒したが、暇になったのでこの間実験的に相手の
メラガイアー、イオグランデにあわせ
ベホイミ・ベホマラーを重ねてみていた。
メラガイアーは頭上に火球が出来る直前あたりから
被ターゲット者に詠唱を開始すれば、見た目上HPが減らない。
火球が発生した段階でもうHPが減るようになっているようだ。
イオグランデも詠唱開始から少し遅れてベホマラーを重ねれば
かなり隙間なく全体を復帰させられた。
まあ、だからなんだって話だが。
ちょっと私カッコイイ?的なアレで自己満足できるレベルである。
「うーん、意外と簡単だったねー」
…と言ったのが間違いの始まりだったことにこの時私は気づいていなかった。
続く。