【アストルティアニュース:大討伐実践編】
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このニュースは半分ぐらいフィクションです。
実在する人物・団体などとは多分関係ありません。
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こんばんは、11時のアストルティアニュースです。
大討伐も残すところあと1日を迎え、魔物討伐数も加速しています。
当番組でも前線レポーターを派遣し、
実際に討伐を行いながら討伐の様子を中継致します。
「前線のSさ~ん?」
『…あ?なんすか?今めっちゃ疲れてるんスけど…』
「すみませんSさん、これ生中継なんで…もうカメラ回ってます。」
『だからなんなんすか?知ったこっちゃねェーっすよ』
「あの…何かあったんですか?」
『あ、聞いてくれます?』
「まあ、現場の様子を伝えるのが目的ですので…
出来れば言葉遣いも考慮頂けると…」
『んじゃ話しますね。気ィもちょっとはまぎれるんで。
あとダルいんで言葉遣いは勘弁して下さい。』
「(…こいつ派遣したの誰だよ…)」
『ちょっとね、取材っつったって一人じゃあなんなんで。
SNSっつーか、日記サイトっつーか、
それっぽいの載せてるとこで知り合った人と行く事んなったんすよ』
「はい、二人でいったんですか?」
『そーっすよ、二人で。
もうね、そん時は取材ドキワク大ヒャッホーだったんですよ。
相手がつちわらしでちょーダルいだろーけど、
仲間がサポじゃなきゃいつも通り喋ってりゃー気にならないなーって』
「(お前それ取材が楽しいとかじゃ絶対ないだろ…ってかなんだその表現)
それで、そこで何かがあったと?」
『つちわらしで最大レベルになっちゃったんス』
「…は?」
『つちわらしでLV75になっちゃったんですよ!』
「はぁ…そりゃまあ、なることもあるでしょうよ」
『だってつちわらしですよ!?
あんな大討伐だってちょー不人気で一体しかでない、
舌伸ばすぐらいしかとりえのないアレですよ?
あれから何学び取るってーんですか!?』
「いやだってアナタ実際学び取ったじゃないですか…」
『 知 り ま せ ん よ !
初心に戻ったってアレから学び取るモンなんかなんもないですよ!』
「だったらその程度であがるポイントぐらい迷宮でも行って
あげときゃよかったじゃないですか」
『忘れてたんですよ!』
「(…お前がそんな馬鹿だから学び取れたんだろうが…)」
『とにかく!それでケチがついたのか
その以降のパーティトーク全部主導権とられっぱっすよ!』
「いや、それあんまりつちわらし関係なくないですか…
(大体お前いつも自虐的なジョーク多いし弄られ易いじゃないのよ…)」
『話には流れってモンがあるんすよ!
あのせいで取材にケチついちゃったんですよ!!』
「いや、それ取材に関係な…」
『ツスクルなんてド田舎に人なんて来ないっすよ!
ガラッガラでその辺の狩りしてる人でパーティ組めるぐらいですよ!
こんな過疎地域で取材面白がる物好きがどこ「お前今なんつった?」』
『え…?』
「ツスクルディスってんのか?あ?」
『いや、その…』
「とりあえず全国のエルフに謝れ」
『あ、はい、すんませんでした…』
「以上、中継を終わります」
一部、放送に不適切な表現がありましたことをお詫びいたします。
以上、本日のニュースでした。
ではまた次回。
ノシ
…あ。結局つちわらしは300体ほど狩りました(・▽・)
終始和やかなムードで狩れましたよ!
ほんとですよ!!!