バスコ・D・がまだ。
盟友ザラターン氏より、かねてから告知を受け、楽しみにしていた花火大会・・・
それがまさか、あんなことになるとは。
正直、この日誌もこんなテイストで書いていいのか悩んでしまったほどなんだが、
謝罪文などは本人も望んでないだろうし、いつも通り書くことにする。
過去にいくつかのイベントの噂は聞いていたものの、ちゃんと誘われたのは今回が初めて。
今までのうっぷんを晴らすべく、今回の花火大会には意気込んでいた。
ザラターン氏には、あらかじめ一族郎党を引き連れて見に行きますと豪語した。
花火大会前日、オレは花火大会を知らないであろう友人たち全てに手紙をしたためた。
当日、その手紙に反応してくれたのは・・わずか一人。
・・・オレって、人望ないんだなぁ~。
しかし、豪語した手前、このままでは終われない。
オレは全フレに一人ずつ声をかけるという、暴挙に打って出た。
しかし、折りしも海開き当日・・・。
フレ達の反応は冷たかった。
それでも、幾人かのフレを捕まえることに成功、
オレは彼らを自分のルームチャットに招待し、即席のチームがまを結成した。
花火大会には、見知った名前の人も幾人かいた。
その中の一人、Yさんだ。
このYさんは、以前から日誌を見てくださっている、自分にとって特別な人だ。
本当なら、感動的な対面になるはずだったのだが・・・。
フレにチャットしつつ、ルムチャにもチャットしてた自分、
周りの人の声まで気を配るほど余裕が無かった・・・。
軽く挨拶をするのが精いっぱいだった。
それから、一刻ほど経ち、花火も中盤に差し掛かかった頃、
オレは再びYさんと会った。
今なら、フレとのチャットも一段落し、少しは話も出来る・・はずだった。
しかし、この時・・・あの時間が迫ろうとしていた。
オレの故郷の古い慣わし・・・
年に1度、チャンスがあるか無いかなのだが、その時が訪れると
とある「滅びの呪文」を唱えるという習慣がある。
この呪文は王家の者以外の人が唱えてもなんの効力もないのだが、
習慣としてオレの故郷には伝わってる。
ちょうどその呪文を唱えるのが、この時だったのだ。
花火大会で舞い上がってたオレは、目の前のYさんを無視し、その呪文を唱えてしまった。
「バルス!」
海岸に鳴り響く花火の音で、オレの声はかき消されたが、
オレは確かにそう叫んだ。
満足げに空を眺めるオレ。
すると、隣りに立っていたYさんが
「もういいです!」
と一言発したと思うと、立ち去ってしまった。
慌てて、白チャのログを見かえす。
そこには・・・Yさんからの「一緒に写真をとりませんか?」の声が!
し、しまった~~~~!!!!
よりにもよって、唱えたのは滅びの呪文。
さ、最悪だ・・・最悪だ!!!
すぐにYさんの元に向かったのだが、時すでに遅し。
覆水盆に返らず。
それからというもの、ひたすら土下座して謝りました・・・。
土下座の最中、足蹴にしていく人や、何故か「いいね!」をしてくる人もいましたが、
正直、ネタで謝っているんじゃなくって、マジ土下座なんで、構ってられなかったです。
花火大会終了後も一人、裸土下座を続けるBDGの図。
土下座を止めるタイミングが分からず、結局うちのリーダーに連行されるまでずっと
こんな状態でした・・・。
Yさん、本当にすみませんでした!!
今度改めて、ご挨拶に参ります。