#02. 邪悪なる意志って何?(前編)
「邪悪なる意思=竜神ナドラガと領界に封印を施した者(ないしは組織)」
という教団の仮定を、ここでは一旦受け入れるとします。
また、エステラに私たちがナドラガンドへ来た経緯を初めて話したとき、
アンテロが「邪悪なる意思の手下かもしれない」と話してくれました。
これはあくまでエステラ個人の見解でしたが、
邪悪なる意思が現在も存在し、
竜族の一部(アンテロの組織)に働きかける影響力を今なお有しているというのは教団共通の見解とみて間違いないと思います。
まずナドラガが封印されたのは、
オルストフ曰く神代の昔とのことですから
普通に考えてまず「邪悪なる意思どんだけ長寿やねん!」となりますよね。
邪悪なる意思が、個人ではなく組織のように継続しているのだとしても、
叡智の冠や魔軍12将ですら1000年くらいのものなのに
そんな昔話の犯人の話されても全くピンとこない。
ただラストで、炎の領界に施された封印の番人であるアグニースがガズバランの名前を口にした以上、
なるほど神様ならそこらへんはスッと受け入れられます。
その上で、教団が仮定する「邪悪なる意思」とは一体なにか。
考えられる可能性は以下だと思います。
パターンA. 女神ルティアナ
本当に、本物のガズバランが封印を施したのならば、
転生の間で目の当たりにしたように、ガズバランが女神サイドの神であることを考慮すると
それは女神の意思が働いた以外のなにものでもないと思います。
一番自然と思いつく選択肢です。
ギロリアン(ギル丼版ジロリアン)の私としては、
「邪悪なる意思」という名前が、
上限解放クエのシリーズの名前に含まれる「女神の意思・解放の時」と類似することも少し気になります。
また、聖都エジャルナの本棚にこんな本もあります。
"『ドラゴン ウォリアー』という題の
子供向け絵本だ。
竜族の英雄が 仲間たちとともに
邪悪な神と その6人の手下を打ち倒し
世界を救う物語のようだ。
"
最初なんのことだか分かりませんでしたが、
「じゃあくな神」をルティアナだとするとなるほどという感じです。