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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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アスカの冒険日誌

2019-11-27 09:06:56.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第22回~無双女剣士~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

今回から「かいりさん・ぱにゃにゃんさん・マユミさん」
のお話シリーズになります。

ー以下本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オーグリード大陸 バドリー岩石地帯。

ここにある3人が訪れていた。英雄を目指して、
様々クエストをこなしながら、日々戦い続ける
黒髪の女性”かいり”。

かいりにある日、助けてもらって以来行動を共にする
二人の妖精”ぱにゃにゃん”と”マユミ”。

そんな彼女たちがここに来た目的は・・・

「はああああっ!!」
かいりが気合いが入った声で両手剣を振り回す。
その一撃は、目の前に居たトリカラトプスの一体が
吹き飛び、転がり魔瘴を吹き出して消える。

「次っ!!」
と、かいりが睨み付けるその紫の煙の向こうには
さらに同じ魔物たちが何匹も控えていた。

彼女がなぜ、このようなクエストをしているのかと
いうと、旅の途中で訪れたガートラントで
最近、バドリーへ仕事に出掛ける住民が

トリカラトプスの集団に襲われる事件が相次いで
発生しており、国軍に退治するように要請しているが
国は別の案件(エゴート団の排除)にかかりきりで
対処できず、野放しになっていた。

かいりはその話を聞き、クエストとしてその集団を
倒す事になり、今に至る。

「かいり!!頑張れー!」
と、マユミが腕を振り上げて応援する。
ぱにゃにゃんはその隣で、自分の背丈よりも
少し大きな紙を手に持ち、かいりが魔物を倒すたび
その数をメモしていた。

「えっーと、今ので・・・44匹目。・・・かいり!
その魔物たちでクエスト終了よ!」
「わかったわ!」
元気よく返事を返すと、両手剣を握り直し
構え直す。目の前には、6匹のトリカラトプスが
おり、その集団に向かって飛び出した。

かいりの動きに合わせて、2匹が角を使い
突き上げにかかる。それを見切ったかいりは
足で制動をかけながら剣を腰だめに構え、

突き上げにかかってくる相手の角を戦士の
特技”やいばくだき”で粉砕し、ぶんまわしで
斬り飛ばす。

「さぁーもっと来なさいよっ!!」
というかいりの挑発に合わせて、今度は
3匹同時にドスドスと、向かって突進してくる。

かいりはその場を動かずに両手剣を直角に構える。
すると、剣に氷の粒子が集まり始め、3匹が
目の前に来た瞬間。

剣を上に掲げる。それと同時に溜め込まれていた
氷の力が一気に放出され、その周りは一瞬にして
凍りついた。当然、それは突進してきた3匹も
例外なく凍らせ、動きが止まる。

そして剣を下ろすと、瞬く間に凍りついた
3匹も倒した。残りは最後に一匹。

しかしその最後のトリカラトプスは大きな咆哮を上げた
どうやら仲間を倒したかいりに対して激昂して
いるようだった。

「最後の一匹・・・かなり怖いよ。かいり大丈夫かな?」
「大丈夫なんじゃない?・・・ほら、顔を見てみて」
ぱにゃにゃんが言うと、マユミはかいりの表情を見る。
その顔は、楽しそうだった。

足をザッザッとし始めるトリカラトプス。力を溜め
相手を突進で倒すための準備だろうか、対するかいりも
両手剣を片手だけで持ち、突進に備えていた。

「どうしたの?早くかかってきなさい!」
挑発すると巨大な緑の甲羅を背負った魔物は
咆哮を再びあげ、ドスドスと地を揺らしながら
突進してきた。

しかしかいりはその場から、一切動かず
剣を片手で力一杯持ち上げ、そのまま
突進する相手の動きに合わせて、

その角の先をまるですくい上げるように
鋭く斬り上げた。これは、激怒する相手を
沈める戦士の大技”ロストブレイク”である。

怒り狂ったトリカラトプスは突然のすくい上げる
攻撃に成す術なく受けてしまう。かいりは
そのまま剣を両手で持ち直して、力を込める。

「これで終わりよっ!!全・身・全・霊・斬りぃぃ!!」
と無防備なトリカラトプスの腹に向かって、
今度は両手剣の大技を叩き込んだ。強力な一撃を
打ち込む攻撃にそのままボールのように転がっていき
紫の煙を吹き出して、消え去っていった。

「ふぅー!」
ぱにゃにゃんが、今倒した分の魔物の数をメモすると
「かいり、とりあいずこれで頼まれた分は終わりよ」
「おっけー!ありがとう!」
と、両手剣を振り、剣についた汚れを払い、背中へしまった。
マユミも近くに来ると、かいりに回復呪文をかける。

「かいりーお疲れさま」
「マユミも応援ありがとう♪」
そうして彼女たちは、クエストを請け負った
ガートラントに向けて、帰って行った。このあと
起こる事件を知らずに・・・

続く
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