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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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アスカの冒険日誌

2019-12-27 14:24:47.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第35回~エゴート団の最終目的⑩~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ライティア・ライカ・ジンライ・フウライ・マイカVSルクレツィア
長くなっていますが、最終局面です!

ーーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「収穫できないトマトちゃん達は、この場で切り刻みますッ!!」
言いながら、振り回す。その余波で、三人は吹き飛ばされた。

「うぐっ・・・お嬢!!」
と、ジンライは叫ぶ。それと同時にルクレツィアは二人に切りかかっていた

「術式と魔力の同期完了!ライカちゃん!行くよー!!」
「うん、任せてッ!!」
二人の少女は、その状況に一切臆する事なく

「同調・三倍化!!(リンク・ドライファハ)」「マヌーハッッ!」
ライカは、両手をルクレツィアに向けてつきだし、呪文を唱えた。
その手から3つの光が、勢いよく飛びだしルクレツィアを貫いた。

唱え終えた直後のタイミングでマイカはすぐに、ライカを抱えて
横へ倒れこむように、攻撃を避けた。交差するようにルクレツィアは、
そのまま両手剣を振りかぶり地面に突き立てて止まる。そして、
剣の柄から手を離し、周りの状況を確認しながら頭を傾げる。
「んーあらら?、私は今まで何をしていたのでしょうか?」


「どうやら・・・状態異常解除に成功したようだな」
「やったー!なんとかなった!」
ジンライとライティアは、状況を見て安堵した。
「お嬢!無事ですか!?」
フウライは、二人の元へ素早く駆け出していった。マイカに抱えられた
ライカは、疲れてしまったのか気絶するように眠っていた。

「しーっ。疲れて眠ってしまっていますよ」
「あーよかった。マイカさん、お嬢をよく守り通してくれましたな」
「この子に怪我を看てもらったもん、当然の事です」

その一方で、武器を背中にしまい5人の元へ歩いてくるルクレツィア
「あのつかぬことを聞きますが~ここは何処なんでしょうか?」



追いかける側と追われる側同士だった事もあり、最初は
互いにぎこちなかったが、情報交換をしていく内に5人を襲った彼女も
またエゴート団の被害者であった事がわかった。

「なるほどなるほど・・・つまり私を操ったわるーい魔物さんが今、
ここに居るのですね?」
「そうなりなるな」
「のんびりしちゃってるが絶賛ここは大騒ぎ中、この期に乗じて
俺たち”雷神会”もエゴート団壊滅を目指している所だ」
ジンライとフウライは、既に次の行動を起こす支度を済ませていた

「私は、ここのわるーい蛙さんを倒していかないと気がすまない!
食べ物でたぶらかした事を後悔させにいく!」
と、ライティアが言うと
「奇遇ですわ!私も幻のトマトさんを永遠と追わせた上に危うく罪もない
人たちを手にかけそうになりました!」
とルクレツィアも言い、一緒に立ち上がり二人で駆け出していった。
「あっ!二人だけで行くのは危険ですよー!」
マイカも追うようにいってしまった。

「おっ、おーい!」
ジンライが声をかけるが、三人には届いていないのか止まらなかった。
「ジンライ、俺はライカ嬢を安全な場所まで運ぶ。三人を追ってくれ」
「分かった。オレの方からダンナにお嬢の無事は伝えておくぜ」
そう話し合うと、ジンライは二人を追い、フウライはライカを背負って行く。



その頃、ライオウとリルカは。

「おいおい、エゴート団はこんなモンか?」
「ライオウさん。もう近くで聞いてる人も魔物もいないよ?たぶん」
「あっ、そうか!ガハハハッ!」

自慢の大剣を肩に担ぎ笑う男の背後には、死屍累々ボコボコのメタメタにされた
団員や魔物たちが転がっていた。周りの雷神会のメンバーもおのおのの
目の前にいる敵を相手にしており、まもなく戦闘が終わるかくらいになっていた。

「俺たちの大事な家族を拐ったんだ、これくらいしないと収まりはつかねーからな」
「ライカちゃんは本当にここのどこにいるんだろー?」
「先行でアジトの奥地に潜ったジンライ達が、帰ってくりゃ全部分かるさ」

そう話ながら、二人のオーガはその歩をアジトの奥。今回の争乱を起こした
エゴートの元に向けたのであった。

続く
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