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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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アスカの冒険日誌

2019-12-28 18:37:30.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第37回~エゴート団の最終目的⑫~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

前回は総司令一人で、夢に浸り楽しみ。そして打ち破った
お話でした。もうすぐこのアジトでの戦いは終わりを告げます。

ーーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

空間が戻り、場所はロスウィードがリンドウ達と一緒に突入した
エゴート団のアジト内部だった。
「ようやく戻ったか…!」

一瞬安堵しかけたが、ロスウィードはすぐに剣を抜き
自身の背後で武器を構えて襲いかかろうとした鎧騎士の大男
パンタソスを目にも止まらない速さで斬り倒した。

「うぐ…あっち(夢)でも斬られ、こっちでも勝てぬか…エゴート様
どうか…目的を成就してく…グフッ」
そう言い残して倒れ、紫の煙を吹き出し消え去っていった。

「ふう…夢を操って暗殺を狙うとは恐ろしい相手だった。さて…
アスカたちはどこへ行ったか…もう外に出ているのだろうか?」
そう一人で話していると、背後から再び人影が忍び寄っていく。

そしてその人物は、両手をグーにしてロスウィードの頭を
挟み込むようにちょこんと当てる。
「ハウッ!?」
「そーしれい、見ぃーつけた♪」
「あ、あ、アスカ君!?ぶ、無事で何よりだ!」

ロスウィードの頭を挟み込んだのはアスカで、その後ろには
一緒に突入した「リンドウやマージン、フツキ」、
途中で合流した
「かいり・ぱにゃにゃん・ジンライ・マイカ・ルクレツィア」、
アスカと共に囚われていた「マユミ・ライティア」たちも
一緒にいた。

そんな大勢で見られている前でロスウィードは聞く
「ところでまずこの状態について、説明を聞きたいんだが・・・良いかな?」
「ご自分のおかれていた状況を分かっていらっしゃなかった…なるほど…」

そう話すと、アスカの両手に力が入り、ロスウィードの頭に
激痛が走る!
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!痛い痛い!アスカ君、物凄く痛い!」
「敵の罠にまんまと嵌って…しかも物凄く楽しそうなお声を出して
何をしてるんですかぁーー!!お仕置きでーーす!!」
「あだだだっ!お、俺がそんな声を出していたのかッ!あ”あ”ァー!」

そんな二人の光景を見ながら、
「わぁー物凄く痛そう…」
「私達のさっきの罰ゲームには及ばないねー」
「マユミ、私達はアイディア出しただけで全部かいりが
やったんだよ?」
ライティアが目を覆い隠して、マユミとぱにゃにゃんは
ちょっと面白そうに見守る。

「ほえーあれ、いつもやってるのか?」
と、マージンはリンドウに聞く。

「そうだな、私は噂程度にしか聞いていないが…しょっちゅう
アスカ殿を困らせては、ロスウィード総司令はあーいう風に
されてるそうだ。ユナティ殿もミャジ殿がしょっちゅう
おちょくるから、アスカ式のお仕置き術を伝授してもらおうか
迷ってるとも聞いたな」

「なるほど…俺もアスカさんから習おうかな…マージンが
何かした時に使えそうだ。」
「おい、やめてくれ…。フッキーのは絶対痛いぞ」
「私も教わろうかしら〜?」
リンドウはお城での二人の日常風景を話す。それに
フツキやルクレツィアもお仕置き術を習おうと考え始める。

「いだだっ!だ…誰でもいいから、アスカ君のグリグリを
やめさせてくれー!」
「ふむふむ…この角度でやると痛いのね…」
かいりはアスカのグリグリをじっくりと観察していた。

「こりゃ…すげぇ状況だぁー」
「ねぇーお姉ちゃん達ー!ここ一応、敵のアジトの中なんだよー!」
マイカが叫んだ。それを聞くとアスカはようやく
グリグリをやめ、ロスウィードは開放された。

「ぐあー…頭が物凄く痛い。」
「大丈夫ー?」
と、マユミがふよふよと寄ってきてロスウィードに回復呪文を
かける。

「すまない。助かった。」
とお礼を言い、立ち上がると
「総司令、ここからはお願いします。」
アスカは言うと、後ろに下がった。

「さて、では…ここにいる全員。今回の騒動に何かしら
関わり合いがある。そして現在、我々が居る場所はその騒動を
起こした敵のアジトでもある。このまま敵組織をアジトもろとも
壊滅に追い込むぞっ!」
「「「おー!!」」」



場所は変わって、エゴート団アジトの最奥地。大広間。
そこへ、武器を手に持った状態で二人のオーガが入ってきた。

「うぉーい!エゴート!やっと見つけたぞ!!」
ライオウが部屋に響き渡る大声で叫ぶ。その奥の神台では
エゴートが本を開き、何か呪文を唱えていたが、それを終えたのか
本をバスッと閉じ、こちらを向いた。

二人を見るやいなか、不敵な笑みを浮かべた。
「ようこそ!歴史的大呪文の現場へ!」

続く
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