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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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アスカの冒険日誌

2019-12-31 22:04:00.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第40回~エゴート団の最終目的⑮~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ついにエゴートの野望が明かされ、その計画のために今まで振り回された
みんなの思いが爆発する!いよいよ本格バトル開始です!はたして、
その果てに見るものはいったい?

ーーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エゴートの身勝手な雄弁を聞いた冒険者たちは立ち上がった。

「なーるほど、そんな下らない理由で俺の・・・いや俺たちの宝(ライカ)を
連れ去ったんだなぁ!?」
ライオウはサングラスがずらし瞳を覗かせ、怒りを滲ませる。
ジンライも後ろで睨みながら、短剣を構える。

「へぇーそんな事で、私とルクレツィアさんに変な夢と幻みせて・・・
捕まえてここに連れてきたんだぁ?」
「フフフッ♪・・・そこのカエル顔の魔物さん、バッサリいく覚悟はございますよね?」
ライティアとルクレツィアはそれぞれの武器を構え、笑顔ながらも怒っているのが
分かる程の殺気を放つ。

「ぱにゃ!マユミ!」「「うん!フォームリンク!」」
かいりの体の中に、妖精二人が粒子になって溶け込んでいった
「そんな野望!未来の英雄たる私が見過ごさないわよっ!」
「あとマユミを拐った分のお返し!」「許さないよー!」
大きく武器を振り上げ、つき出すように構える。

「よくも・・・よくもそんな理由で、妹を洗脳して・・・傷つけ合わせて!更には!
もう一人の妹まで、閉じ込めて!お前をあたしはぜっっったい許さない!!」
リルカは、立ち上がり、自身の太刀を握り前に出る。

「私は一度・・・あなたに操られた。ですが今こそ!
その屈辱を何倍にもして返す時です!」
「こんな幼気な少女を操って、弄んだのは見過ごせないな?」
マイカやマージン、フツキもボムやナイフを構える。

「エゴート団首領!エゴート!我が国の安全を乱し、此度の作戦の実行を
妨害した罪でお前を討伐させてもらうぞ!」
ロスウィードとアスカは、背中合わせになり剣をエゴートに向かって
突き付ける。

「ヌハハハッ!貴様達が今さら、どんなに勇ましい事を
言ったとしても・・・どのみち全て・・・!・・・全てが・・・ん?」
エゴートは、自分で本を置いた台に手を置くがそこに本はなかった。

「どこだ!?我が所持していた”幻闇の魔導書”は、どこにいった!?」
あたふたと探していると、

「ホウホウ・・・これがマイカが回収しようとした本か、なかなか興味深いな」
と、リンドウがいつの間にかロスウィードとアスカの斜め後ろ辺りをホウキに
乗って、フヨフヨと浮きながら本を読んでいた。

「貴様!?いつの間に!なぜ我の目を盗んで、行動が出来たのだ!」
「それはこれの事かな?爆発に紛れて、ずっとお前が喋ってる間に本や研究資料は
読ませて貰ったよ」
リンドウは、本を持っている手と逆の手で何かを取り出した。
「なっ!?・・・それは”魔除けの鈴”!・・・こしゃくなぁ!」
チリンチリンとなるその鈴は、その音色で邪なる者の視線から
自身の存在を隠蔽し、同時に魔法的な感知から一時的に逃れる事も
可能な装飾品である。ただ直接的に視認されてしまった場合効力は
失われてしまう。

本をある程度読んだ辺りで、閉じる。
「さて、もうお前の”古代の大呪文”とやらはこれで発動できまい。
観念するんだな」
「・・・・・何をいっておる?もう準備は当の昔済んでおるぞ!」
エゴートは自身の懐から、赤黒い水晶玉を取り出した。それを見たリンドウは

「しまった!奴を魔法陣に行かせるなっ!!」
そう叫ぶと
「任せて!」「行きますわっ!」
ライティアとルクレツィアが飛び出す。

「貴様たちは・・・そこで、我の分身と戯れておるがいい!」
赤黒い水晶玉を掲げると、赤く光り輝き、一時的に視線を奪う。

そしてライティアとルクレツィアが目を開けると、目の前には
50体近くのエゴートの姿があった。
「いいっ!?」「まぁまぁ♪怖いですわ~♪」
エゴートの分身たちは、それぞれ別々の攻撃呪文唱え始める。

「五重・魔法障壁!!(フュンフファハ・マジックバリア)」
マイカが唱えると、二人の前に黄色の淡い光が五重に渡って展開される。
それと同時に、エゴートたちの呪文の応酬が始まる。

燃えたぎる炎に、凍てつく氷、光が弾ける。その攻撃を
展開されたバリアでなんとか凌ぎ二人は生き残る。
「大丈夫ですか!?ライティアさん!ツィアさん!一度下がってください!」
マイカが叫ぶと同時に、足の早いマージン・フツキ・ジンライが飛び出す

「フッキー!ジンライ!行くぞ!」
「おうよ!」「状況上、撹乱は出来ない!一気に本体を狙うぞ!」
「了解!」

続く
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