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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2020-04-16 08:35:27.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第77回~裏世界~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ーーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ん?あそこか」

区切られた町のある区画に降りる。そこはリンドウ自身が
夢で見た路地裏にそっくりだった。

足を進めようとした時、先ほどの事を思い出した。
「念の為、防護しておくか」

そう言うと手を出す。そこへ七色の光が集まり、
彼女の杖とも言える水晶媒体”オーレリー”が形成される。

何かを呟き、オーレリーを天高く掲げると
リンドウを覆うように泡のような障壁が形作られる。

「これで大丈夫だろう」

警戒をしつつ、路地裏へと踏み込んでいった。

雰囲気は夢の時と変わらず、妙な眠気も感じなかった。
しかし本来は城下町の外、周りの湖がある所へと
すぐ出るはずの距離であったが、妙に長く。

歩いてようやく外へ出ると、そこは湖でもなく
はたまた元いた町でもなく、リンドウが夢でたゆたった
白い建物や勇猛に激しく流れる滝や静かに流れる水路が
ある大きな町だった。

「ここは、私が夢に見た…」

全体像が知りたいと考えたリンドウは
ほうきに乗り、空高く舞い上がる。見渡せるほどの高さに
上がると中央の円形の湖が見え、

「なるほどな…こうなっていたのか…私もまだまだだな」

呟く。湖に何かが写っており、その先には元の
ヴェリナード城下町の姿があり、生活をしている
人々や端っこで子どもが覗いている姿などが見えていた。

彼女が今居る場所、そこは町そのものが見ていた夢世界。
いうなれば”裏のヴェリナード城下町”であった。
全く人も居なければ、こんなに澄んだ空などないのだ。

なぜなら、町そのものが見る一番綺麗な状態の場所。
ここが現れてしまうのはありえない。

作りあげた結界に何か不具合があったか、予想以上に
古代の呪文が強力だったかと、考察を立てつつ見入っていると

「ウサのお師匠様だモーン!」
声がし、リンドウが振り返るとモーモンが飛んできていた。

「お前は…ウサ子のもんもか?」
「そうだモン、あの紫の煙に飲み込まれてからウサ達と
離ればなれになってしまってモン」

下を見るともう1匹の相棒の”トンブレロ”が心配そうに見ていた
「ひとまず、降りるぞ」

もんもによると、二人を探しながらさまよっていたら
城下町にいつの間にかたどり着いていて、自身のご主人なら
ここへ行くと考えて入ると

誰も人は居ない。似てるようで違う町の構造。
そんな事に気付いた頃には、出ることもできなくなり
リンドウを見つけるまで迷子になっていたらしい

「ウサなら絶対にいそうなんだけどモン」

「私もつい先ほど、来たばかりでここの事は
把握しきれてはいないぞ?」

そうして一人と二匹は、合流して探索を続けた。
近くにあった家屋の中、行き止まりの小道など、
様々な場所を見て回っていった。

しかし二人の痕跡どころか、今日帰れるか
どうかも分からない状況になってきていた。

そんな心配を感じ始めた時、ある場所で突然、
トンブレロが鼻をクンクンさせつつ、トコトコと
勝手に小さな小道へ歩いて行ってしまう。

「どうしたんだモン?」

「何か見つけたのか?」

「よく分からないけど、ついていってみるモン」

リンドウともんもは、追いかけていく。少し歩いた所で
トンブレロがある方向を向いて足を止めていた。その方向を
覗いて確認すると

「やっとついたか…。」

そこは、リンドウがこの場所に来た時と同じ路地裏
の道だった。しかし彼女には、覚えがあった。最初に
ここへ踏み込んだ時に倒れてしまい、進めなかった
場所だった。

「ここに、ウサがいるモンか?」

もんもの問いにトンブレロは頷く。”さっそく行くモン”と
言い、中へ入ろうとした時
「待て、ここは危険だ」

「えっ!…お師匠様、もんも達も一緒にいきたいモン!」

一緒に行こうと駆け寄るが、”ダメだ”と
優しく言い、2匹を離す。ここから先は、
自分でもどうなるか分からない。

一人なら、身を守るのも簡単だ。それに
師匠として、霧の迫るあの時二人を守る事が
出来なかったのだ。

だからこそ、自分の手で救い出したいし、
ウサ子の大切な相棒たちを危険に
晒す事はこれ以上出来ない。

「お前たちも信じてみてくれ、ご主人が
師事する師匠の実力をな」

そういって、二匹を置いて中へと踏み込んでいった
ゆっくりと歩みながら、二人を探しつつ、
進んでいくと徐々に光が強くなっていった。

明るさに目を隠しながら進むと、路地裏を
いつの間にか出ていた。目が慣れていき、
周りを見渡すと

「また妙な場所に出たな…」

続く
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