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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2020-08-10 07:41:01.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第87回~まだ見えぬもの~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります。執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ー本編ー

信号弾をマージンが放った直後の事。

「ウ…ウゥ」

起き上がらないものの絶えたと思われた
ローガの口から…声が漏れる

「!…まだ動くの!?」

ライティアとデブニが構えた。
「ま…テ…俺はァ…もう動けん」

一瞬緊張が走ったが、見た感じから腕どころか
指一つ動いていない様子から、本当の事だと
わかり、二人は構えを解く

「一つ…果てる…前ニ聞きタクてな…。
プクリポの小娘…ナゼ俺の正体ガ分かっタ?」

その問いに、二人は顔を見合わせた後
少し笑い、そのまま言葉を続けた。

「だってこの子”ウェナ諸島へは海を泳いで
来たんだもん”。それは、魔族のアンタでも
予想はつかないでしょ?」

「……グガカ…俺ァ…なんて言う…破天荒な娘ニ
取り憑いて…シマッタんだ…最初カラ…勝…負に…ま…」

そう無念たらしさを滲ませながら、ローガは紫の煙と
なって消え去っていった。



ローガとの戦いがあったその翌日の朝。
ライティアはロスウィードの執務室に呼ばれていた。

今回の件で乗っ取られていたものの、
当事者であった彼女から、もう一度話を聞くためであった。

「…と言う感じかな…私が覚えてるのは」

「ここへ最初に来た時とほぼ同じ話か…。」

魔物が乗り移っている時と回答に違いが出るのかとも
考えていたが、実際の所は平常時はライティアの中に潜み
必要に応じて彼女の意識と体の主導権を奪い
兵士たちを襲っていたという感じだった。

ロスウィードが話してくれた内容や今回の事件の様子から
新たな脅威や今後も入ってくるであろう冒険者たちが
敵の手に落ちてる可能性も考え始めたその最中に

「ねぇー総司令さん?一つ思い出した事…あるんだ」

「ん…思い出した事とはなんだい?」

「うん、起き上がった時にね。近くに”鎧に大きな大剣を
持った”誰かが居たの思い出したよ」

ロスウィードはライティアの話を聞きながら、
アスカから渡されていたファイルを取り出し
紙をペラペラとめくり、特徴に合う冒険者を探す。

「類似点が多いな…他に何か覚えてないか?」

聞かれるが、少し唸った後”覚えてない”と返した。

「そうか…仕方ない。とりあえず今回は、これで要件は
済んだぞ。朝からわざわざ来てもらって感謝する。
お礼になるか分からないが、また後でアスカ君に
美味しいものを持って行ってもらうようにする」

「ホントに!?…デブニちゃんが喜びそう!
ありがとー!」

嬉しそうにスキップしつつ、執務室をあとに
していった。

「やはりこれから外からやってくる冒険者は
何日かは町のどこかに拘束するべきか…後は判別を
どうやるか…その辺りはリンドウ殿に協力をあお…」

一人ブツブツと言っていると、執務室の扉をコンコンと
叩かれた。

「ん、誰だ?」
「総司令、アスカです」

と聞き慣れた少女の声がし、扉が開かれる。

「アスカ君か、で…行方知れずの突入部隊の
冒険者は見つかったか?」

「いえ、見つかっていません。かいりさんの件もあるんですが
簡単にはいかないような感じなのです。」

「そうか…。こちらは平和だったぞ?」

アスカは装備品と帽子を置き、資料が山のように
置かれた机の近くのイスに座る。そしてそのまま紙を取り出し
羽ペンを手に取り、報告書を書き始める。

「何を言ってるんですか?聞いていますよ〜帰ってきた
ライティアさんに取り憑いていた魔物が町の中で大暴れしたとかどうとか…」

「あぁ〜その事なんだが…アスカ君、ここに今回の事件のあらましと
私見をまとめた報告書に手紙がある。これを上層部と…手紙はリンドウ殿に
渡してきてくれー」

アスカは視線を報告書に向けたまま、返事をした。

しばらくして報告書を書ききり、トントンと乱れた紙束を揃える。
その時に部屋を見回すとロスウィードの姿はどこにもなかった。

「あ…え?」

すぐさまロスウィードが座っていた机の所へ行くと
綺麗に揃えられた報告書と手紙、そしてメモがあった。

メモを取り、読むとアスカはわなわなと身を震わせ

「ま、ま、またどこにいったんですかぁ!?」

大きな声をあげ、執務室の扉をダンッ!と開き
廊下をきょろきょろして探すが、
自分をいつも簡単に煙に巻く相手が
すぐそこにいるはずもなく捜索をあきらめ、

メモをもう一度見て、ため息をついた後、
帽子をかぶり、自分の書いた報告書と頼まれたものを
まとめて持ち

「まぁ…メモの事は”総司令に持ってもらいましょう”」
と、クスッと笑いながら、アスカはそのまま
執務室を後にしていった。

続く
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