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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2021-01-30 22:35:44.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第104回~最高のパートナー②~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります。執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ー本編ー

フツキは、無我夢中にひたすら走っていた。自分の中で
よぎってしまった予想が当たってほしくないそう願っていた。

木々をかき分け、森を抜けた時。その眼は捉えてしまった。
ボスエミューが今まさに、病に苦しむ人々が、自分が助けたい
少年が待つ村へ踏み込んでいくのを、

「やめろぉぉぉ!」

声を荒げ、感情をむき出しにし、両手にナイフとピックを
取り、ボスエミューに眼前と立ち向かっていく。

フツキの後を追い、森を飛び出してきたマージン達。
3人の眼にも、ボスエミューが村へ入り込み、家屋を破壊し
畑を荒らす姿が映った。

「やっぱり予想通りか!」

「マージンさん、あそこを見て下さい!!」

マイカが指をさすその先では、ボスエミューに
立ち向かっていくフツキの姿があった。

「フッキー!!…くそ!」

マージンも腰からナイフを抜き、マイカを置いて
駆け出して行く。

「マイカ!早く援護に入るぞ!!」

「うん!お姉ちゃん!」



フツキは村に被害が及ばないように、ボスエミューの足や
急所となりえそうな部位を狙って攻撃するが、しっぽや
攻撃呪文を用いた反撃で防がれ、近づけない状況だった。

ボスエミューの勢いは依然としてとどまらず、見境なく
自身の目に写るものをひたすら破壊し続けていた。

「クソ!これ以上進まれたら…あの子が居る所まで…!」

と、フツキが少し意識をずらした時、ゴリゴリと地面を
掻き上げるように、ボスエミューのしっぽがフツキに向かって
繰り出された。

「しまっ…!」

そういった時に、横からマージンが飛びついてフツキを助け
近くの家屋まで転がっていく。しっぽはリルカが斬り上げるように
弾いた。

「間に合った…!」

リルカは言い、太刀を構えてボスエミューの前に立ちはだかる。
マイカも姉の後ろに立ち
「マージンさん!…フツキさんは大丈夫でしたか!?」

という問いにマージンはスッと手を上げた後、サムアップする。
マイカは安堵し、前を向くとボスエミューが別の所へ移動してしまう。

「待て!」

リルカとマイカはそのままボスエミューを追いかけていく。

「フッキー、大丈夫か?」

「あ、あぁ…マージン、早くヤツをなんとかしないと…!」

「一度物陰で休め、いくらなんでも無理しすぎだ。」

「そうも言ってられない…。」

フツキは立ち上がり、ボスエミューの元へ向かっていく。

「フッキー…お前、そうまでしてここの人を…”あの子”を助けたいのか?」

「話したろう…?俺は昔、相棒を助ける事が出来なかった。
だから今度は”どんな事をして”でも救いたいんだよ…!」

そう言い残し、フツキはボスエミューの元へ駆け出して行った。


「二重・火球呪文(ツヴァイ ファハ メラミ)!!」

マイカが2つの火球を同時に打ち出す。しかしボスエミューは
呪文を手早く唱えると、同じように2発の火球が撃ち放たれる。

飛びゆく火球同士でぶつかり合い、相殺されてしまう。

「また真似したの!?」

マイカが驚いている間に、リルカが近くの建物の壁を踏み台に
直角に飛び、攻撃をしようとするが、ボスエミューは尻尾を横に振るい、
リルカをマイカのいる所へ叩き飛ばす。

「くっ…コイツ…!」

「お姉ちゃん、大丈夫?」

「おーい!」

後ろからフツキとマージンが追いついてきた。
フツキがリルカの隣へ並ぶ。

「状況は?」

「あたしもマイカも今の所、一撃もアイツに入れられていない。
もしかしたら…さっきよりも”強くなっている”かもしれないね。」

その言葉に、フツキは息を飲む。

「……ここまで来ると、ちょっと異常です。」

「どういう事だい?マイカさん」

「ここがリンドウ先生が言うように【夢の世界】だとしても
魔物が相手の行動を真似して攻撃に応用や呪文を詠唱する。
ましてや、自身を超えた力をこの短期間に使えるのかな…と」

冒険者のように学び、強くなる魔物。そんな存在は
居てもおかしくはない。しかし、いくら真似る事が出来たとしても
技には大なり小なり鍛錬をしなくては身につかないものがある。
どんな事にも”過程”があるのである。

恐ろしげな雰囲気を漂わせるその分析に、フツキは

「もしかしたら…何か裏があるかもしれないな…。この”世界”には…」

「くそ…!また呪文を唱えているぞ!」

マージンの言葉に、フツキは思案を止めて目の前に意識を戻す。
ボスエミューの前には、複数の氷の刃が形成されていた。

続く
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