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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2024-05-26 16:34:47.0 テーマ:その他

『三姉妹の物語〜絆のアカシ〜』 第24話

※蒼天のソウラの二次創作です。実際のキャラの
掛け合いなどに違いがあるかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アスカと自警団の兵士たちは、階段を駆け降り
大広場から南西にあたる地区の広場へと向かっていた。

その道中、負傷し逃げてきた兵士たちがフラフラと
登ってきている姿がちらほら見かけられ、アスカは
戦闘が激しい区域が近い事を肌で感じ始めていた。

「この先、戦闘が激しそうです!…皆さん、気を抜かずにッ!」

「「了解ッ!」」

アスカ達がなだれ込み様に、南西の広場に入ると
そこは…静寂に包まれていた。まるで嵐が去ったかのよう
だった。

「各自散開…広場の状況把握するんだ」

戦闘態勢を維持しつつ、各自が恐る恐るその歩を
進めるが敵の気配が感じられず、

「ここの戦闘は…もう終わっているのか?」

「分からない…敵の軍勢は逆側から攻めているのかも
しれないな…」

兵士たち同士で憶測が飛び交う中、アスカは広場中央に
向かってゆっくり歩きつつ、五感の感覚を研ぎ澄まし、
気配を探る。

(戦いはまだ終わった訳じゃない…でもこの静けさは
なんだろ…)

その時…離宮突入作戦のある一幕がアスカの中に
思い浮かぶ。自分が感じ取れなかった戦いの場の流れ。
そしてある言葉を…

(気味が悪い…こんなにも静かだと…)

「ここは敵が去った後かもしれない。倒れている中に
生存者が居ないか確認する!」

自警団の兵士たちが、警戒を解き生存者捜索に
動き出した…その時!

ガゴンッ!!

静かな広場に突然鳴り響く金属音。アスカや兵士たちが
そちらを向くと空から落ちてきたのか、人間が1人が
入りそうな”大きな檻”が地面にめり込むようにあった。

「これは…鳥かご?」

「いや、大きすぎる…!こんなものどこから?」



「フフ…”上から”よ」

今度はささやくような女の声がして、先程の檻が
何個も、兵士たちに向かって降り注いできた。

「皆さん!この場から逃げて下さい!」

「ンフフ…誰一人逃さない!」

アスカの声も虚しく。アスカ以外の兵士たちは全員
降り注ぐ檻が被さってしまい、閉じ込められてしまった。

「申し訳ありません…お嬢様!」

「それは後で!…下がっててください!」

アスカはすぐさま剣を抜き、兵士たちが捕まった
檻を壊そうとするが

「貴女も逃さない…!」

声がまた響くと、今度は檻がアスカにも降ってくる。

落下位置からすぐに飛び退き、ガコンッ!と鈍い音を鳴らす
檻が外れた事を確認すると、アスカはもう一度救出を試みる。

「あらあら…大人しく捕まってくれないかしら?」

苛ついたような声がすると、今度は檻の数が倍以上に増え
それが絶え間なく降り注いでくる。

(ええっ!多い!)

アスカは驚きを隠せないものの、自分に降り注いでくる
檻の軌道を見極め、全て躱していく。攻撃自体が単調で
避け続ける事は造作はないものの、これでは状況が進まない。
そう思ったアスカは、一か八かに賭けた。

「いい加減にして下さい!こんな”単調”な事、いつまで続けるのですか…!
それともあなたは、私が怖いんですか!」

アスカが挑発するように叫ぶと、檻の雨がピタリと止まった。
そして檻の雨を降らせていた広場中央辺りの空間がグニャリと
歪むと、そこから無骨な檻の上に漆黒のドレスに身を包んだ女性が
一体化したような魔物がクスクスと笑いながら姿を現した。

「貴女が怖い…?御冗談を、私は”荒事”が好きじゃないだけよ」

見下したような物言いを言いながら、ユラユラとアスカの前に
降りてきた。

「あなたは何者ですか!」

「ふふ…私の名前はドーター。芳墨の華烈兵団に所属する
”ろうごくドーター”。」

「ふむ…ではドーター。檻に閉じ込めた兵士たちを
今すぐに開放しなさい!」

「それは…出来ない相談…いただきま〜ぁす!」

ドーターが言うと、突然檻に入っていた兵士たちが
座り込むように蹲る。その異様な状況に、アスカは語気を
強めて

「いま、何をした!!」

「フフ…そんなに騒がないでくださるかしら…私は”食事”をしただけよ?
私ね…生物が持つ魔力とかの”エネルギー”が大好物なの…」

ドーターの笑みに、取り繕わない邪悪に満ちた食事趣向は
狂気の一言だった。他者の生命や魔力のエネルギーを
吸収し、喰らう魔物は確かに存在する。しかしドーターは
その欲望の限りに大きな体躯に見合った腹が満たされるまで
喰らうことを躊躇わないと言う意思がアスカから見て取れた。
そうしてポツリと

「あなた…悪食ですッ!」

「それはどうも、それよりも貴女…強い力が満ちていて
とても良いわね…私の”今日のメインディッシュ”なってくださいなッ!!」

ー続くー
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