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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: ガーディアン
レベル
: 133

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アスカの冒険日誌

2025-01-05 20:27:35.0 テーマ:その他

『三姉妹の物語〜絆のアカシ〜』 第35話

※蒼天のソウラの二次創作です。実際のキャラの
掛け合いなどに違いがあるかもしれません。



「へぇ〜…言うだけの事あるじゃない?」

「感心してるのは良いけど…”よそ見して”大丈夫かな?」

いたずらっ子の様にマイカが、下を指差しながら言い、
それに従ってフィアはそちらを見ると


(カラカラカラ〜)


そこには小さな鉱石…。先程自軍に被害を
もたらした”ブレイズ・ボム”が転がっていた。

「しまっ!さっきの…!?」

チュドーンッ!!

フィアは、至近距離の爆発を受け、爆炎と煙にまかれてしまう。

魔力を起爆剤とする爆発なのも相まって、かなりダメージを
期待しつつも様子を観察しながら、マイカは距離を
一定に保ち状況を伺う。

すると、煙の中から再び数発の火球が打ち出されてきた。
だが的が定められていないのか、でたらめな方向に飛び出して
いき、煙を吹き飛ばす。

中からは、ススまみれになり視線を落としたフィアが佇んでおり
その表情を伺い知る事は出来なかった。

「どう…私のお手製爆弾。まだまだ専門家の人には及ばないけど
結構強い威力でしょ?」

「……クク…フフフフ!」

フィアは突然、笑い出す。マイカはそれに何かあると、身構える。

「キャハハ、これは…久しぶりに”楽しめそうだわ”!」

「楽しめる?……!…まさか、本気じゃなかったの…?」

「本気?…まだ小手調べなのに、私がいきなり”本気”を出す訳
無いでしょ?…それに私と貴女の戦いはまだ始まったばかり…」

フィアは、自分の目の前で指を1本立て、左から右に滑らせる
指が通った軌道上に、火球が1個ずつボッ!ボッ!と形成され
それは計4つ創り出された。

「……ここからが、戦いの始まりよ。踊りなさい…
”メラゾストーム”…!」

そう唱えると、4つの火球は矢の様に、素早く打ち出され
マイカを襲う。

「早いッ!…”ヒャダルコ”!」

杖を下に振りながら、氷の刃を地面に打ち下ろし
壁の様にして、連射される火球を氷の壁を溶かされ
削られながらも受け流した。

しかしフィアは、既に次の呪文発動体制に
入っており、自身の周りに炎の塊が漂っていた。

「そんなので止められるかしらねぇ??
吹き飛べッ!!」

今度は、先程の炎の塊よりも大きな灼熱の塊が
マイカの作った氷の壁に向かって、吹き出された。

「エッ!?…それ反則ッ!」

と、灼熱の炎に巻かれる前に逃げ出した。最初に
本気じゃないながらも翻弄したマイカの逃げ惑う姿を見て、
フィアは気分が良くなってきたのか、ある事に気づく。

「フフ、逃げるのは良いけど…ここで私は”貴女以外”を
攻撃したら、どうするのかしらね?」

その言葉に、ハッとしてマイカは立ち止まった。そう
彼女はあくまでも姉二人が合流するまでの間、フィアを
相手するつもりであった。

さらにこの大広場では、他の兵士たちも戦っている為、
大群の将たる”フィア”を自分に釘付けにしなければ、兵士たち
だけでなく被害が結界で守られた屋敷にまで広がる事になるの
である。

自分の推理が、マイカの図星を突いた事を察した
フィアは不敵な笑みを浮かべた。そして自身の手をある方向へ
向けた。

「……!!何をするの!?…私を見て!」

「いぁや〜だね!貴女以外を攻撃したほうが、ダメージを
与えられそうだわ」

と、ボッ!ボッ!と、先程マイカに放った”メラゾストーム”を
今度は、後方で戦う兵士たちに向ける。そして無慈悲に
直ぐ様打ち出した。

「させないッ!間に合って!”ヒャダストーム”!」

マイカは、連続で打ち出された火球に合わせて、
左手を斜めにサッと振り下ろすと、青白い光のラインが
出来上がり、そこから氷の刃が無数に打ち出される。
火球を氷の刃が襲い、勢いを弱め食い止めていく様を
見届け、マイカが安堵した。

しかし一瞬ではあったが、彼女は”目の前の敵”から
意識を外してしまった。

「……キャハッ!隙を見せたね!」

フィアは、好機と言わんばかりに両手を左右に広げて
おり、手と手をまるで繋げる様に灼熱の塊が踊っていた。

「”ギラグレイド”!?にげ…!」

と、一瞬また避ける事を彼女は考えたが…【ギラグレイド】の特徴を
思い出す。いま目の前で打たれようとするものは、直線上を幅広く
奥まで強烈な灼熱で薙ぎ払う呪文。

ここで自分が何も対処せずに、飛び退いて逃げてしまえば、
当たらずとも、その後方で戦う兵士たちにも甚大な被害が
出てしまう。……そう悟ってしまったマイカは、グッとその場に
留まった。

自分の思い通りになったフィアは悪魔の笑みを浮かべる。

(クフフ…そうよね?”貴女は逃げれない”…逃げてしまえば
後ろのお仲間に被害が出る。さて、どうするのかな?)

〜続く〜
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