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誓いの護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 138

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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アスカの冒険日誌

2025-08-31 21:14:22.0 テーマ:その他

『三姉妹の物語〜絆のアカシ〜』 第54話

※蒼天のソウラの二次創作です。実際のキャラの
掛け合いなどに違いがあるかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「そこだよ!…焼き尽くせッ!!」

マイカはフィアに火球を投げつけた!

「そう簡単にいかないよッ!」

フィアは咄嗟に右手の杖を突き出し、迎え撃つように
杖から炎を吹き出し、火球を包み込み、大きな塊となって
地面へ落ちて、二人を仕切る様に炎の壁が出来上がった。

(ここまで上手い事、撃ち合いが出来てる。…武器も正常に
交換できてたし、ピアスがちゃんと稼働してるね)

マイカがピアスの出来に満足気になりながら思考を
巡らせていると、急に炎の壁が散らされていき、突然
凄まじい風の塊が刃となって突き破り、飛び出して来た!

(”バギクロス”!?……だったら!)

後ろに跳ねながら、飛んでくる刃をかわし、両手で鎌をクルリと
ひと回転させたのちに、着地と同時に柄を地面に叩きつけると、
金属の小気味良い音とともにマイカの前に大きな岩が隆起し、
盾となる様に迫ってくる風の刃を蹴散らした。

(なんとか間に合った…!反応が遅れてたら…危なかった)

「やるじゃない〜♪私との呪文の撃ち合いで、ここまで
耐えられる奴なんて今まで居なかったよ」

マイカが形成した大岩の上に、余裕の表情を浮かべたフィアが
立っていた。それを見上げながら、お返しの様に笑みを見せ

「もう終わりなのかな?…まだ”ピアスの動作テスト”の
続きしたいんだけどぉ〜」

「テストぉ?……何をまだ変な事言ってるのかしら?
そんな事していたら、私との撃ち合いで勝てないわよ?」

フィアが嘲笑し、マイカを見下す様に言い放つ。

まだ続く戦火の中心に一時の静寂が流れる。するとマイカは
自分の鎌を立てて”クスクス”とイタズラっ子っぽく笑い始める。

「あら?急に笑いだしてどうしたのかしら?気でも狂ったのかな
?」

「フフフ…別に狂った訳じゃないよ。でも、さっきの貴女のが言った
言葉を返してあげる。いまの撃ち合い…私”本気”じゃなかったの」

マイカの言葉に、フィアは動揺する。あれだけの攻撃呪文の
撃ち合いをしながら、まだ本気では無いと言う事に驚きの表情を見せた。

(…コイツ、何を隠しているの?)

「知ってる?…軍記や歴史書、あらゆる書物で語り継がれる
勇者たちと大魔王の戦いの記録。どの書物を読んでも、戦いは
苛烈を極めていて、ある伝記には…かつてある勇者と冒険をした
古の魔法使いは、大魔王征伐の戦いの中で”己の魔力を限界まで高める術”を
編み出し、苦労の末に会得し、その術で勇者の戦いを助けたと
言われているのよ」

マイカがひとしきり語り終わると、フィアは意を介さない下劣な微笑を
浮かべながら

「フン、とうしたっていうの?…伝記の勇者や魔法使い様みたいに、
私を倒すとでも言いたい訳?」

「別にそういう訳じゃないよ。私は勇者様や魔法使い様ほど
スゴい人じゃない」

マイカは話しながら、立てていた鎌を横に持ち直し、目を閉じ静かに佇む。

「……そう言うんなら、もう終わりにしてあげる…」

フィアは、左手の五指にそれぞれ小さな炎を灯した。


「………でも、過去の偉大な人たちが遺したものは”今”を生きる私たちの
力にもなってくれる時もあるのよ…!」


そう言い放った時、フィアはマイカから異様な気配を感じ取った。

(なに…何よ!?コイツの魔力が…どんどん大きく…なんで!?)

マイカの気配の変化は、離れた場所でハルクとプリストに指示を出し
兵士たちを守り戦うマーテにも届く。

(…!これは、マイカちゃんの…!何かあるとは思ったけど、そういう事ね…)


摩訶不思議な現象にフィアが困惑していると、マイカの身につけていた
両耳のピアスに光が灯り、それに合わせて目を開く。彼女の目は
淡くピンク色に明るく光っていた。

そして鎌の柄から右手を離し、フィアの乗る大岩にかざすと

大量の炎の粒の様なものがマイカの近くに突然現れ、周辺に
渦巻くと直ぐそれぞれが1点に収束し、4つの火球と化した上で、
彼女の手先周辺にユラユラと浮ぶ。

「撃ち抜け…!!」

静かに呟くと、収束した火球がマイカの右手の前に集まり、
一瞬更に圧縮されると、一点集中の紅の熱線となって発射された!

(なに…”ギラ系”?…いや、これは違う…!!)

フィアは何かを察知し。大岩から飛び上がると、熱線は
大岩を溶かす様に貫き、そのまま地平線の空へと抜けて消え去った。
貫かれた大岩はバランスを崩し、徐々に崩壊をしていった。

「お前…何をしたの…」

崩れ行く大岩を背にして、フィアは降り立ち、マイカの方を睨んだ。

「……どう?”真・魔力かくせい”のチカラは」

〜続く〜
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