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孤独の闇芸人

ホーリン

[ホーリン]

キャラID
: TG682-832
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 111

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ホーリンの冒険日誌

2017-04-15 16:49:26.0 2017-04-16 23:31:16.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

伝説の旅芸人への道2017 闇芸人・決戦編 ~第8章~


 旅芸人のみなさん、こんにちは。
 闇芸人アワーのお時間がやって参りました。
 ナビゲーターは私、闇芸人ホーリンがお届けいたします。


 ではさっそく本日のお葉書をお読みしましょう。

 レンダーヒルズ在住、ラジオネーム・マッスルダンスさんからのお葉書です。

『闇芸人さん、こんにちは。
 今日はちょっと嫌なことがありました。
 旅芸人のレベルを上げたくて試練の門の募集に参加したら、
 旅芸人は証で儲かるんだから別料金だって言われました……。
 いいね!しちゃったから、今さら抜けるとも言えなくて
 結局、10000ゴールド多く払っちゃったんです。
 闇芸人さんなら、こんな時どうしますか?』

 うーん……これはなかなか難しい問題ですね。
 でも解決する方法、ありますよ?


「占い師で行け! 解決!!」


 以上、旅芸人のみなさんをスパッと断罪する闇芸人アワー。
 また来週も、この時間にお会いしましょう。
 お相手は私、闇芸人ホーリンが務めさせて頂きました。
 バイシバイシ~♪





 ――今日もまた、旅芸人を滅ぼすための活動は続いている。

 ドロップアイテム狙いの募集に乗っかって、現地に行ってから
 「あぁん!? 旅芸人はレアドロ必須だと!? 聞いてねェぞクルルァ!!」
 とパーティをギスギスさせて差し上げた。

 邪神の宮殿ではザオを一切しないでひたすら殴り続け、
 パーティを全滅に導いて差し上げた。

 バラモスのような魅了攻撃を持つ敵と戦う時
 魅了された仲間にタライを落とさず、
 みんなまとめて断空なぎはらって差し上げた。


 旅芸人などパーティに入れるからこうなるのだ……フォッフォッフォ……
 

 フォッフォッフォ……


「フォーーーッフォッフォッフォ!
 愉悦愉悦! 旅芸人たちが破滅していく様こそが私の喜びです!」

 私は少しずつ、くすぶっている旅芸人への憎悪を晴らしていく。
 だが……、晴らしていくそのたびに、もっと奥底から、
 ドロドロと粘度を増した悪意が湧き出してくるのだ。


 だめだ……。
 私はもう……
 あいつらと同じように、旅芸人を、この手にかけずにはいられないのだ……。


 オルフェアは夕暮れだった。
 夕餉の香りがなつかしくて、少しだけ泣けた。
 私はもう、平穏な日々には戻れないのだ。

「……殺そう。次に会った旅芸人を、必ず」

 オルフェアには、多くの駆け出し旅芸人が集まる。
 なぜなら、旅芸人の登竜門ともいえるポルファンの稽古場があるからだ。

 ……ポルファン師匠は、いまの私を見てなんて言うだろう。
 怒るだろうか? 悲しむだろうか?

 あるいは。

 ……あるいは。

 …………あるいは。


「……ポルファン師匠を、私が殺してしまえばいい」


 ポルファンの稽古場まではすぐ近くだ。


「ブロローン、ブロローーン」

 私は空気バイクで稽古場に向かった。
 歩いたとも言う。



 ……思えば。
 この道をはじめて歩いたのは、いつのことだったろう。

 氷結らんげきに憧れ、キラーピアスに憧れ。
 日々、タコメットやいわとびあくまと戦い続けたあの頃。

 パッシブスキルすらなく、MPもなければ、
 それを補う装備を買うお金もなくて。
 ただがむしゃらに、生きていた頃。

 ポルファン師匠を見て、何を思っただろう。

 冴えない、目立たない人だと、ほんの少しでも思わなかっただろうか?

 軽妙なアクロバットと粋な人柄で人気の、オルフェアのナブレット団長。

 ノリノリのダジャレで場をなごませてくれる、レンジャーのポランパン支部長。

 愛らしさとウザさに定評のあるメギストリスのアルウェ王妃。

 放浪の吟遊詩人、神秘の予言者であるフォステイル。

 プクリポにはスターが多いけれど……そういったプクリポの歴々と、どこかで比べてしまっていなかっただろうか。

 でも――








 ポルファン師匠はおだやかに、僕を出迎えてくれた。
 あの日と、同じように。

「よお、ホーリン」

「ポルファン師匠……いいえ、旅芸人ポルファン」

「なはは。おめえさん、オイラを殺しにきたのかなあ?」

「…………ええ」

「そうかあ。…………そうかあ」


「今まで、お世話になりました。安らかに――」

 棍を大きく振りかぶる。


「――死になさいッ、ポルファン……!!」


(第9章に続く)

http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/558268798784/view/4668983/
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