ライブハウスのステージに立つ5人の女の子
メンバーの2人は“卒業”という1つの節目を迎えた観衆の多くも同じく節目を迎えた人たち
これは、そんな中での私たちが鳴らした音の記録です

○メンバー紹介(登場人物)
ボーカル :Vo子 (主役、右から2番目)
リードギター:GtA子(主役、1番右)
リズムギター:GtB子(最年少、1番左)
ドラム :姉 (双子の姉、中央)
ベース :私 (りんご、左から2番目)
①BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
/布袋寅泰
地鳴りのような手拍子の中
リードギター・GtA子が弾けるような一音を鳴らす
小悪魔的にペロッと舌を出してウィンク
その瞬間、会場の熱気は一気に跳ね上がった
双子の姉が刻むビートを軽やかに乗りこなし
光の中で笑う彼女に観衆が釘付けになった
②紅/X JAPAN
GtA子が奏でる澄み切った繊細なアルペジオ
会場は一時の静寂に包まれた
そしてボーカルVo子の「紅だぁー!」が響き渡る
直後、双子の姉のドラムが爆裂
小悪魔な笑顔のGtA子が放つ旋律に
GtB子のリズムギターも小気味よく重なり
会場を真っ赤な興奮が包み込んだ
③JOKER/X JAPAN
「It's a JOKER!」
Vo子の弾けるシャウトで会場の空気が一気に跳ねる
見せ場はフロント2人の掛け合い
Vo子の歌声に、GtA子がトリッキーなフレーズを
織り交ぜながら、鮮やかなコーラスを重ね
それぞれのマイク越しに視線を交わして笑う
私と姉そしてGtB子が刻む軽快なシャッフルビートがその歌声をどこまでも明るく加速させた
愉快なジョーカーとともに
④ROSIER/LUNA SEA
姉の鋭いドラムが炸裂、会場の熱が跳ね上がる
見せ場は中盤の静寂、静まり返る空間に
私がマイクに向かって解き放つのは
Jのように不敵に、そして鮮やかに突き刺す独白
その瞬間、Vo子が観客の視線を一身に集めて強く煽りGtA子とGtB子のツインギターが鋭く空気を切り裂く5人の音が激しくぶつかり合い
突き抜けるような疾走感とともに
会場を最高の輝きで満たした
⑤I for You/LUNA SEA
青い光の中、イントロが流れる
力強く、けれどどこか優しい姉のドラムの鼓動に
私たちは導かれるようにその周りへと座り込み
“真ちゃん”へ捧げるように音を紡ぎ出した
祈るようなVo子の歌声を
私たちのリズムが1つになって支える
最後はツインギターが美しく溶け合い
5人の音が会場の隅々まで満たしたまま
静かに光が消えていった
アンコール①ROCKET DIVE
/hide with Spread Beaver
「笑って!笑って!」
Vo子の弾ける笑顔に応えて、軽快な姉のカウント
私と姉が刻むビートは重力なんて忘れてしまうほど
明るく加速していく
5人の音が混ざり合い、色鮮やかな光となって
会場中に弾け飛んだ
悲しみの引力をさらりと引き裂いて
私たちは新しい空へとどこまでも高く飛び出した
アンコール②ピンクスパイダー
/hide with Spread Beaver
「まだ、行けるよね!」
元気なVo子の瞳に強い光が宿る
私と姉が刻むビートは
重力を忘れたままさらに密度を増していく
たとえこれが偽りの翼だったとしても
私たちはその先にある光を信じて
桃色の空を鋭く切り裂いた
5人の音は一つに混ざり合い
見えない網を突き抜けて
まだ見ぬ高みへと一気に舞い上がろうとしていた
アンコール③MISERY/hide
「ラスト!最高の笑顔やで!」
Vo子の元気に弾ける叫びとともに
“hideちゃん”が遺した鮮やかな音が眩しい光となるステージを躍動する2人の主役
Vo子の歌声とGtA子の旋律が重なり
GtB子、姉、そして私のリズム
5人のエネルギーはタイヨウとなる
感謝も、痛みも、すべてが眩しい光へと溶けていく
悲しみさえ明るい色に変えて
バンドの絆は最高の結末へと突き抜けていった
○エピローグ
Vo子とGtA子は晴れやかな笑顔で並んでいた
そこには涙もあったけれど
1つの節目を迎えた2人の門出を
GtB子、姉、そして私は全力の演奏で祝う
「ハッピーなステージやね」
5人のタイヨウが、新しい季節の合図になった
先日、リアルでとても素敵な時間を
かけがえのない仲間と過ごしました。
1つの節目を迎えた主役の2人と
そのまわりにいる沢山の人たち
その光景を私の視点からお伝えした内容になります。

凄く長くなりましたが、最後までお読みいただき
ありがとうございました。