イロハの冒険日誌

いつもイロハ水族館をご愛顧いただきありがとうございます。

この度、キングサイズの魚４種が水揚げされ、展示・釣堀への放流が決定しましたのでお知らせします。

展示：ジュレット住宅村13981丁目うるわしの浜辺地区３番地（本館）
釣堀：同１、２、３番地

　　　 コチョウザメ（キングサイズ。3.9メートル）

これまで本館中央の球体水槽に入っていた個体から、代替りをします。
（ビッグ→キング）

コチョウザメは、カスピ海などユーラシア大陸の複数の水域生息する小型のチョウザメです。
名前に「サメ」とついていますが、これは、見た目がサメに似ているからであり、実際はサメの仲間ではありません。

コチョウザメをはじめとするチョウザメの卵を塩漬けにしたものが、高級食材「キャビア」です！
キャビアのほか、肉、アイシングラスなどを得るために乱獲されたことや、水質汚染などにより数は減少しており、国際自然保護連合(IUCN)レッドリストでは絶滅危惧II類に位置付けられています。

ウーパールーパー（キングサイズ。約30センチ）
ウーパールーパーとは、メキシコサラマンダー（サンショウウオ）の白色個体（アルビノ）を、品種改良により固定化したものです。
以前アルビノホシエイについて記事にしたときに、アルビノについて詳しく解説しています。
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/572955635530/view/7068880/

メキシコサラマンダーは両生類（カエルなどの仲間）ですが、オタマジャクシがカエルになるような変態はしません。例えると、一生オタマジャクシのまま、ということになります。
また驚異的な再生能力をもち、手足やしっぽ、エラ、臓器などを再生する能力を持っています。

こうした非常に珍しい特徴を持つことから、実験・研究動物とされてきたのです。

野生のメキシコサラマンダーの生息地は、環境破壊が進み、IUCNレッドリストで、
絶滅危惧IA類とされています。

実験、研究の過程で生み出されたウーパールーパーたちは、遥かなメキシコの故郷を知りません。ウーパールーパーを鑑賞することで、絶滅に瀕するメキシコサラマンダーたちにも思いを馳せてみてください。

この個体は、今後の展示に備えて、当館で飼育・保存を行います。
メンダコ（キングサイズ。40センチ）
館長の顔より大きいメンダコ。

水深200〜1,000メートル付近の海底に住むタコの仲間です。暗い深海では墨を吐く必要はなく、墨袋はなくなっています。また、餌の少ない深海で生き残るため、体力の消耗を抑えたゆっくりとした動きをします。

水から上げると柔らかい身体を支えられず、ぺちゃんこになってしまうといいます。

味は、海水のようで、また匂いもキツく、非常にまずいです。

この個体は、6/18〜の記念祭に向けて、釣堀に放流します。
ウナギ（キングサイズ。約1メートル）
日本人にお馴染みの食材、ウナギ。蒲焼き、白焼き、うな重、肝吸いなど、とても美味しいですよね！そんなウナギですが、本格的に食べ物として定着したのは江戸時代と言われています。
また、熱に弱い毒を持っているため、きちんと加熱しないと食べることはできません。

ウナギは海で産卵・孵化を行い、淡水に遡ってきます。またその嗅覚は非常に優れており、犬にも匹敵します！
蛇のようにうねうねと泳ぎ、その速度は速くありません。

この個体は、メンダコと同じく、6/18からのイベントに向けて、釣堀に放流します。


イロハ水族館では、今後も皆さまにお楽しみいただけるよう、展示の入れ替え、増改築、イベントの企画などを行っていきます。
変わらぬご愛顧をお願いいたします。


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イロハ水族館は6/20で開館100日記念！
6/18からは様々な企画を催す記念祭を開催！
是非お越しください！！
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