今年は112冊読書したもる
その中で上半期は「傲慢と善良」辻村深月
が一番刺さった本もる
ジャンルは?
婚活、ミステリーだけども…

この話の根底にあるのは、人が何かを選び取る時に自分がどういう感情の処理をしてるかという作業が鮮明に書かれた小説もる
婚活に限らず、就活でもそうだけども、私達は選び取る対象に自分と釣り合うかどうかっていうのを見定めていて。
自分が100点をつけた相手としか結ばれたくないって自分はそんな事は思ってない!
て感じてはいるけども、無自覚の傲慢さって言うのがみんなの中にあって
それがタイトルになってる傲慢と善良の「傲慢」な部分もるね

でその一方で自分が将来どうなりたいかっていう明確なビジョンを持ってない人も多くて、なんとなく皆んな同じ人生を循環していく…。
自分が育ってきた環境。
親に育てられて育ってきてっていう環境が自分が親になった時にまた同じように繰り返していくっていう思考が止まってる感じかなもる
自分はどうなりたいとか、結婚を通して手に入れたい生活がこうとか、就活ならこの会社で働いてどうなりたいかっていう自分の中で自分の中にしかないゴールを持っていなくて、なんとなく皆んなと同じよう生きていくっていうボンヤリとした部分が「善良」として描かれてて。
その傲慢さって言うのと、善良な部分のこの2つが現代の結婚における障壁となっているもる

最終的にこの作品が示しているのは、現代社会では「自分らしさ」を見つけることが難しいということもる
周囲との釣り合いを取るために無自覚に持ってしまう傲慢さと、社会の中での善良さを保とうとする従順さの間で、人々は自分の本当の欲望やビジョンを見失いがちになるもる
その結果、選択が単なる生活の一部でありながら、非常に重く、複雑なものになって苦しむもる
何にしても辻村深月の小説は読んでて苦しいもるw