「マイタケや、良いですか?よくお聞きなさい」
「もーすけさんのうさぎ僧侶に需要はありません」
「いいですね。もーすけさんの僧侶は呪速が遅いのです。それからブレス耐性が半端です。そして何より耐性がろくにありません」
「貴方が昔助けられたという僧侶はプレイヤースキルがカンストしていたのでしょう」
「貴方が望むレベル30以上の僧侶という条件には適っています。見せるのは構いません。ですが、目標にするのはおやめなさい。もーすけさんのプレイヤースキルは底辺なのです」
「もう一度言います。マイタケや、良いですか?もーすけさんの僧侶に需要はありません。ないといったらないのです。精々酒場スタッフとしてグラス磨きをするくらいしか能力はありません。わかりましたね」
って!!!!!さてはお主ワタクシの有り難い説法を全く聞いておらぬな!!!!
マイタケや!マイタケや!聞きなさい!!!私の話を!!!良いから!!!
聞・き・な・さ・い!!!!
もーすけさんは貴方の仰る通りに酒場に預けているのですよ。
先週2回も占い師を所望された時は流石に頭を抱えました。
ですから、その時は適当に預けたのです。
占い師を酒場に預ける意味はないのですよ。
デッキが付いてこない占い師など需要があるものですか。
タロットメダルをソロで消化したい冒険者にしか需要はないのです。
それと同等にもーすけさんのうさぎ僧侶に需要はありません。
誰がよく床をペロペロしてる僧侶に命を預けられるものですか。
よく考えて物を言いなさい。良いですね。
明日は違う職で指名をお願いしますよ、マイタケや。
ああ、マイタケや…マイタケや…