【注意!この日誌はネタ日誌です。部屋を明るくして広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
・・・・・・汝、アストルティアの真実を知りたいと望むものか・・・?
・・・ならば、この老爺を訪ねるがよい・・・
「・・・ほぉ、お客さんとは珍しい。
この爺に、いったい何のご用ですかな・・・?
・・・なんと? アストルティアの真実を知りたい?
・・・・・・・・・
なるほど、すでに覚悟はおありのようですな・・・。
よろしい、この爺の知っていることでしたらお教えしましょう。
「この地図をご覧なさい。
「貴方もよく知っている世界地図です。
これは、グランドタイタス号の船上ラウンジ・・・ひらたく言えば酒場の壁に飾られている世界地図と同じものを縮小したものでしてな。
アストルティアには世界地図は多くあるもののどれも測量方法がバラバラで正確性に欠けておるものですから、この地図が一番信頼がおけるのですよ。
まぁ、正確さに差はあれどアストルティアの民が思い浮かべる 「世界」 の姿といえばおおむねこの地図に描かれたものでしょうな。
真ん中にレンダーシア大陸、その北東にエルトナ大陸、時計回りにドワチャッカ大陸、プクランド大陸、ウェナ諸島、オーグリード大陸・・・
誰もが、アストルティアとはこのような姿だと信じて疑っておりません。
・・・ですが、かつてのアストルティアの姿はこうではなかったのです。
言い伝えによると、 『 かつて、レンダーシア大陸は、オーグリード大陸、そしてウェナ諸島と陸続きだった 』 らしいのです。
ほっほ、あまりに突拍子のない話に呆れておいでですかな?
まぁ、無理もありませんな。普通は信じられないでしょう。
しかし、まったく根拠が無いワケでもないのです。
今度はこちらの地図を見ていただけますかな。
「これは、とある古文書に記されていた地図の写しでしてな・・・
レンダーシア大陸が霧のようなものに包まれていてわかりにくいかもしれませんが、北西のオーグリード大陸と南西のウェナ諸島がレンダーシア大陸と陸続きになっているでしょう。
この古地図を見る限りでは、三つの大陸がかつては陸続きであったように思えます。
ええ、もちろん現在のアストルティアはこのような形をしていませんよ。三つの大陸はつながってはいませんし、それぞれの大陸の間は海でへだてられています。
色々な国の船がこの海域を行き交っていて航路にもなっていますから間違いありません。
問題はこの古地図が記されていた古文書・・・【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン 公式ガイドブック 1stシリーズまとめ編】 が所蔵されていたのがグランゼドーラ城の禁書倉庫の最奥だったということです。
おそらく王家の人間にとっては余程世の中に知られたくない内容だったのでしょうな。
ところで貴方は、この世界の創造主の名前はご存知ですかな?
そう、創世の女神ルティアナです。
さすが、よく勉強しておられる。
その女神ルティアナには強大な敵がおりました。
世に、大いなる闇の根源と呼ばれている者です。
ですが、この世界には・・・いや、アストルティアが存在するこの宇宙にはルティアナや闇の根源をも凌駕する上位の存在がいる・・・という説があるのですよ。
私は長年その存在の研究をしていたのですが、ようやく手がかりを掴んだのです。
先の古文書とは別の古い文献にその存在と思われる者の名前が記されていました。
古代文字ゆえに未だ全てを解読できてはいませんが、その者の名は ・・・・・・
【UN - A】
【UN】は「一(いち)」、【A】は「始まり」の意味、
すなわち
「一なる始まりの者」
【絶対存在 ウン - エー】
それが、アストルティアの全てを、いやこの宇宙を司る「次元の外の存在」です。
レンダーシア大陸が、オーグリード大陸、ウェナ諸島と陸続きだったという事実を「無かったこと」に出来るほど強大な力を持った存在がどれほど恐ろしいか・・・貴方にもおわかりでしょう。
ですが、この【UN - A】も無敵というわけではありません。
【UN - A】と同じように「次元の外の存在」は他にもたくさんいるらしいのです。
彼らは【UN - A】のような強大な力を持っているわけではありませんが、その数の多さは無視できません。
私は彼らをこう呼んでいます。
「祈る者」 すなわち 「プレイヤー(prayer)」 と。
アストルティアは、【UN - A】と【プレイヤー】によって支配され、また支えられている・・・
それがこの世界の真実なのです。
信じるか信じないかは、貴方しだいですよ・・・。