※注意!
【この日誌にはVer.3クリア後までのネタバレが若干含まれています】
【この日誌はネタ日誌です。広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
せっかくの氷の領界の料理もそっちのけで難しい話ばかりをする大人達に退屈するリルチェラ。そんな彼女が宴の席で見つけた人物とは…
リルチェラ
「サジェくん!サジェくんも来てたんだねっ!」
サジェ
「やあ、リルチェラ。久しぶりだね。元気だった?」
リルチェラ
「もう『元気だった?』じゃないよ。新鮮気分の調査が全部終わっても一緒に遊ぼうねって約束してたのに、ちっとも会えないんだもん」
サジェ
「…新鮮気分じゃなくて、『神聖秘文』ね。
ゴメンよ、あの後カイラム村長と一緒に闇の領界の環境改善を研究してたんだ。今日も村長の付き添いで来たんだよ。色んな領界を見て見聞を広めた方がいいって」
マイユ
「サジェ!久しぶりねっ!」
サジェ
「マイユさん… 良かった、もうすっかり元気になったんだね」
マイユ
「あなたのおかげよ。本当にありがとう」
サジェ
「そんな… ボクは何もしてないよ。全部エックスさんが頑張ってくれたんだ」
マイユ
「ううん、あなたがいなかったら私は助からなかったし、アロルドの薬を作ることも出来なかった。感謝してるわ」
リルチェラ
「そうだよ!サジェくんはスゴイ人だよ!いろんなことを知ってるし、アタマもいいし!」
サジェ
「ふ、ふたりとも、そんなに誉めないでくれるかな…」
アンルシア
「…エステラさん、どうかなさったんですか?さっきからボーッとしてるみたいですが」
エステラ
「あ、いえ… なんでもありません」
ベサワキ
「エステラ様っ! 心配ごとがあるならこのベサワキに話してほしいのだがっ!」
トビアス
「…弟のことか?」
アンルシア
「弟さん?」
エステラ
「…私には弟がいました。村を襲った流行り病で亡くなりましたが。
マイユさんとサジェの二人を見ていたら、つい弟のことを思い出してしまって…」
トビアス
「サジェは5年前に姉を亡くしているのだったな。なおのこと気になるのだろう」
アンルシア
「…私も大魔王との戦いでトーマ兄様を失いました。愛する家族を亡くす辛さはわかるつもりです。それまで当り前だと思っていた家族の食卓がとても幸せなものだったと、失って初めて気がつきました」
ラグアス
「…お父さん …お母さん」
フウラ
「…お母様」
ヒューザ
「…家族の食卓、か」
ヒヤーネ
「ねえ、あなた。サジェにもこの料理を食べてもらいたいわ」
ノグリッド村長
「そうだな。リルチェラの大切な友達なら、私たちにとっても家族同然だ」
サジェ
「…スゴイ!こんな色鮮やかな料理、初めて見たよ!」
リルチェラ
「サジェくんとこの料理は違うの?」
ラグアス
「闇の領界の料理とは一体どんなものなのでしょう?」
ヒューザ
「嫌な予感しかしねぇけどな…」
サジェ
「大人が言うには、岩にこびりついたキノコの刺身や、くたくたに煮込んだネズミが名物らしいけど」
フウラ
「ネ、ネズミっ!?」
ヒューザ
「マイユ、おまえ闇の領界にいたって言ってたけど、そんなもん食ってたのか…?」
マイユ
「食べてないわよっ!私は闇の領界についた途端毒に倒れちゃって、体が回復したらすぐに炎の領界に行ったんだから。闇の領界のものは何一つクチにしてないわ」
アンルシア
「まさか、今日ここに持ってきてたりとかは…?」
サジェ
「ううん、持ってきてないよ。闇の領界は水も土地も毒に汚染されてるから、食材もみんな毒を含んでいるんだ。ボクたちは定期的に月の光を浴びて体に溜まった毒素を浄化しているけど、そうじゃない人が食べたらお腹を壊しちゃうからね」
アンルシア
「そう…安心したわ」
サジェ
「でも、カイラム村長が 『とっておきの料理を振る舞いたい!』って張り切ってたけど」
一同
「 え 」
ニンミイ
「エ、エステラ様っ! 大変です!」
エステラ
「ニンミイさん?そんなに慌ててどうしたのです」
ニンミイ
「そ、それが闇の領界からいらしたお客様が持ってきた料理で厨房が大変なことに!」
トビアス
「一体、何があったというのだ?」
ニンミイ
「私は必死にお止めしたのですけど聞いて下さらなくて…
ヒイッ! き、来たっ!?」
カイラム村長
「おお皆さん。ここにいらしたのですか。私が作った特製料理をぜひ味わっていただきたくて持参いたしましたぞ。さあ、遠慮無く召し上がって下さい」
一同
「…ギャーーーーーーーーーーーーッ!!?」
宴の場を阿鼻叫喚の地獄へと叩き落としたカイラム村長の特製料理とは…?
闇の領界篇 その2 に続く …かも?