※注意!
【この日誌にはVer.3クリア後までのネタバレが含まれています】
【この日誌はネタ日誌です。広い心でお読み下さい】
よろしいですか?
ナドラガンドを救った者たちをねぎらう祝宴も、炎、氷、闇、水とそれぞれの領界の料理が振る舞われ、いよいよクロウズが持ってきたという嵐の領界の料理を残すのみとなった…
クロウズ
「…さあ皆さん、お待たせしました。私が嵐の領界よりはるばるお持ちしました料理の数々、どうぞご賞味下さい。
…おや、どうしました?」
エステラ
「これが嵐の領界の料理なのですか?なんだか、炎の領界の肉料理にそっくりですね」
フウラ
「もしかしてこれもガメゴンロードのお肉なの!?」
アンルシア
「大丈夫よフウラ。これはモンスターのお肉じゃないわ」
クロウズ
「それはエックスさんの妹にあたるミーナさんが錬金術で錬成したお肉です。錬金の素材には嵐の領界で獲れたアユやイワナなどの魚を使っているので安心ですよ」
サジェ
「錬金術? アストルティアには物質を変化させる技術があるの?」
マイユ
「一般的にアストルティアで錬金術と言ったら、ランプやツボに必要な錬金素材を入れて武器や防具に魔法的な効果を付与する付与錬金(エンチャント・アルケミー)のことだけど、複数の素材から全く異なる物質を錬成するっていう術は聞いたことがないわね」
アンルシア
「はるか昔には錬金術で隆盛を誇った王国がレンダーシア内海に存在したらしいけど、天変地異によって一夜にして海中に沈んだとルシェンダ様から聞いたことがあるわ。その失われた錬金術がエテーネの村には伝わっていたということなのかしら」
ラグアス
「少なくともボクたちはミーナさんの錬金術の成果を何度も目にしてますし、実際にその錬金術によって作られた食材の料理を食べていますから、体に不調をきたすということは無いと思いますよ」
ヒューザ
「アンルシアとラグアスはかなり長い間、嵐の領界で過ごしたんだったな。その間ずっとこの料理を食ってたんなら心配はねぇか」
リルチェラ
「ねぇ、お話ばかりしてないで食べようよ!」
マイユ
「そうね、食べましょうか。いただきます…モグモグ。
これがお魚なんてとても信じられないわね。まるで本物のお肉だわ。でも、どうしてお魚のまま調理しないのかしら?」
クロウズ
「以前は魚のまま調理していたのですが、私とミーナさんが嵐の領界に来る少し前から 「業風」と呼ばれる毒素を含んだ風が領界全土を吹き荒れるようになってしまったのです。その影響で地上に出て新鮮な食材を手に入れることが困難になったため、保存がきくようにミーナさんが錬金術を用いて日持ちする精肉に錬成してくれたのですよ」
エステラ
「…業風。それもオルストフ様が神獣アマカムシカの力を削ぐために行ったことでしたね」
クロウズ
「もう済んだことです。過ぎたことを悔やむよりこれからどうするかが大切ですよ。ほら、あの子たちはもう歩き始めているのですから」
リルチェラ
「サジェくん!この水の領界のカニっていうのも美味しいよ!」
サジェ
「そ、そんなにたくさん食べられないよ…」
フィナ
「ふふっ、それは世にも珍しい足の向きが逆を向いているズワイガニなんですよ」
ディカス
「フィナ様、いい加減なことを仰らないで下さい。それは足がちゃんと頭の方に曲がっているからフツーのズワイガニです」
トビアス
「…良いものだな。こうして様々な領界の竜の民同士が同じ食卓を囲んでいる風景というのは」
ニンミイ
「本当です。私もお魚なんて料理をしたのは生まれて初めてですよ。ヒヤーネさんのお手伝いをさせてもらって、とっても勉強になりました。よその領界の料理ってスゴイ工夫ばかりで驚きです」
ヒヤーネ
「私こそ、ニンミイさんには教わることばかりですわ。特に氷の領界には金属製の調理器具が無いものですから、炎の領界の火力を活かした揚げ物という調理法には興味をそそられます」
ベサワキ
「どの領界の料理もとっても美味しそうなのだが!」
ジーモン
「うむ、芸の道も良いが、私は各領界の料理を紹介する本を書いてみたいぞ」
ヒーゴ
「ジーモン!? 何を言い出すのだ!」
リヘイ
「聞いてないよぉ~!?」
アンルシア
「なんだかんだで、みんなとても楽しそうね。ね、エックスさん?」
マイユ
「…あら、フウラどうしたの、キョロキョロして?」
フウラ
「それが、さっきからラグアス王子が見当たらなくて」
ヒューザ
「ちっこいから見つけられないだけじゃねぇのか?」
ラグアス
「た…助けてくださーいっ!!」
ラグアス王子を襲った危機とは?
嵐の領界篇 その3 に続く …かも?