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忘却のおじいちゃん

テオフィロス

[テオフィロス]

キャラID
: RW642-070
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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テオフィロスの冒険日誌

2023-01-12 14:17:55.0 2023-01-12 15:29:33.0テーマ:その他

【雑談】 アスバルの父親、イーヴ王はどうなったのか? ( 前編 ) 【 ネタバレ注意! 】

※ 注意!
【 この日誌はバージョン5(魔界の物語)のメインストーリーにおけるネタバレを含んでおります 】



よろしいですか?





先日フレンドさんから 「アスバルのお父さんってどうなったんだっけ?」 という疑問を頂いたので詳しく書こうと思います。


まず、結論から言うとアスバルの父親であるイーヴ前王はアストルティアで生きています!

ただ、表向きは死んだということになっているんですよね。

この辺りの事情はものすごく複雑なので、順を追って説明していきます。





1.『 300年前、イーヴ王が産まれたばかりのアスバルを連れてアストルティアに出奔 』

理由は分かりませんがイーヴはゼクレス魔導国の王政および貴族制度に強い不満を抱いていました。そしてついに貴族制度の廃止を勝手に決めてしまったのです。貴族たちからの猛反発にあった王妃のエルガドーラはやむをえずイーヴ王を幽閉しその権力を剥奪するとともに、王家所有の領地を大貴族に与えるなどして沈静化をはかりました。
しかし、あろうことかイーヴ王は幽閉先から脱出し、産まれたばかりの王子アスバルを連れてアストルティアに亡命してしまったのです。



2.『 エルガドーラ王妃がアスバルを連れて魔界に戻り、イーヴはアストルティアに残る 』

イーヴを追いかけたエルガドーラはアストルティアにて再会します。ところが、イーヴは「 息子のアスバルに王位は継がせない。ゼクレス王国を捨て、親子三人でアストルティアで一緒に暮らそう 」という理解し難いことをエルガドーラに笑って語るのでした。二人は激しく言い争いました。
「 王がいなければ国は成り立たない! 」
エルガドーラが夫を責め立てると、
「 そんな国ならばいっそ滅んでしまえばいい! 」
と、イーヴは妻に言い放ったのです。

その時、眠っていたアスバルが二人の争う声で泣き出しました。乳飲み子だったアスバルは母エルガドーラにすがりつき、必死に息子をあやす妻の姿にイーヴは全てをあきらめ一人でアストルティアのいずこかに姿を消したのでした。



3.『 それでも妻と息子を愛していたイーヴ 』

世捨て人となってアストルティアを彷徨っていたイーヴでしたが、数年ごとにエルガドーラに欠かさず手紙を送っていました。手紙の内容はどれもほぼ同じであり

「 愛する妃 エルガドーラへ
  君は 一度も 返事をくれないけれど
  いまだに 私を許していないのだろうか。
  それでも 私は いつまでも
  君と アスバルを待っている。
  約束の日 あの場所へ 来てほしい。
  ゼクレス魔導国を捨て 親子3人
  自由の大地 アストルティアで
  幸せに暮らそう。 君の夫 イーヴより 」

と、妻と子と共に暮らすことを切に願うものでした。
しかし、この手紙はエルガドーラに届くことはありませんでした。
エルガドーラの弟であるオジャロス大公によって途中で握りつぶされていたからです。



4.『 伝えられるイーヴの死 』

上記の手紙はイーヴとの唯一の連絡係であるヴァラックによって届けられていました。
エルガドーラの日記によってイーヴとエルガドーラの思い出の地がベルヴァイン湖であることを知った主人公はそこでヴァラックとファウロン老人に会います。


( ファウロン老人 )


ヴァラックは前王派(イーヴ派)の首領であるファウロン老人から
「 今こそアスバル王子を廃しイーヴ王に玉座にお戻り頂く時だ! イーヴ王に国に戻るように伝えてくれ! 」 
と頼まれるも、その返答はイーヴの死を伝えるものでした。
「 イーヴ様は亡くなられた。長いさすらいの日々がお身体にこたえたのだろう。先日、変わり果てた姿で発見されたのだ。ご遺体からはこれが… 」
ヴァラックが見せたのは、ゼクレス王だけが身につけることを許される王家の紋章の入ったブローチでした。落胆したファウロンはイーヴ王の復権を諦めます。そしてヴァラックは主人公に、王のブローチと手向けの花をアスバルに渡すように頼むと

「 それでも あの男は……
  妃と王子ではなく 妻と子として
  あのふたりを 愛していたのだ。
  だが すべては もう 手遅れ。
  愚かな男も 妻も 死んでしまった…… 」

と言い残し、ベルヴァイン湖を立ち去ったのです。




文字数の都合につき、続きの
5.『 ヴァラックの正体と生きていたイーヴ 』
は次の日誌に書きます。
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