テオフィロスの冒険日誌

※　注意！
【　この日誌には　バージョン７．１　メインストーリーにおける　『 重大なネタバレ 』　が含まれております　】
【　この日誌は筆者の妄想です。　広い心でお読みください　】



　よろしいですか？





　ゼニアスの主神グランゼニスは次のように語りました。

―――――――――――

我が娘　女神ルティアナは　旅立ちの日に　こう　誓ってくれた

「　いつの日か　新たなるグランゼニス……
　　父の名を継ぐ神と　ともに　還り
　　姉ゼネシアと　ゼニアスを救うと　誓います　」

　それこそが　ルティアナの誓約……！

―――――――――――


　僕は、この　「 ルティアナの誓約 」　こそがナドラガ神が歪んだ原因だと思うのです。


　以下は僕の　「 妄想 」　です。





【　ナドラガ神が歪んだ経緯　】

　ナドラガ、エルドナ、ガズバラン、ワギ、マリーヌ、ピナヘト、グランゼニス
　七柱の種族神が立派に成長し、彼らが生み出した七種族もそれぞれの大陸に文明を築いてアストルティアが充分に発展した頃、女神ルティアナは種族神たちを集めてこう告げました。

「　末子グランゼニスを連れて　我はとこしえのゆりかごたるゼニアスへ還る
　　我が父であるゼニアスの主神グランゼニスとの誓約を果たす時が来たのだ　」

　母ルティアナに対し異常なまでの敬慕の念を抱くナドラガ神は、これを聞いて激怒しました。

　なぜ母上は我ではなくグランゼニスを連れて行くのか？
　そもそも、末弟たる者が長兄たる我を差し置いて母上の父であるグランゼニスの名を継ぐとは何事か。

　そう思ったものの母と他の弟妹たちの手前、表向きはおとなしくしていました。


　そんな時、アストルティアを未曾有の危機が襲います。

　地下深くで眠っていたジア・クト念晶体の一個体、ジア・グオヌバが目覚めアストルティアの大地を結晶化させ始めたのです。

　女神ルティアナは七人の賢者にジア・グオヌバ討伐を命じました。

　しかしこれがさらなる悲劇を呼びます。

　賢者たちは女神から托されたチカラをもってジア・グオヌバの結晶化のチカラを封じました。ところがその直後、ジア・グオヌバは巨大な肉塊へと変貌し大量の魔瘴を吹き出し始めたのです。

　異界滅神ジャゴヌバがここに誕生したのでした。



　数千年に及んだジャゴヌバとルティアナの戦いは、ルティアナが鏡合わせの秘儀によって互いの肉体と魂を封印することで終結しました。

　この秘儀を使う直前、ルティアナは七柱の種族神たちに最期の命を下していました。


「　グランゼニスをとこしえのゆりかごたるゼニアスに連れて行き、我が父グランゼニスとの誓約を果たせ。
　　種族神であるグランゼニスを失った人間たちは、他の六柱の神々が力を合わせて守護せよ　」


　母が最期の時まで末弟グランゼニスと彼の子である人間たちだけを気に掛けたことに絶望したナドラガは暴走を始めます。

「　全ての種族は最も優れている竜族が統治するべきだ　」

　そう宣言すると竜族を引き連れてグランゼニスが守護する人間の大陸　レンダーシアへの侵攻を開始したのでした。

　ルティアナの願いも虚しく、彼女の愛し子たる種族神たちはさらにその子供である七種族たちを巻き込んでいつ果てるとも知れぬ争いを繰り広げることになったのです…





　…というのが僕が妄想したナドラガが歪んだ経緯です。

　７．１メインストーリーでルティアナの最終目標が　「 末子グランゼニスを連れてゼニアスに還り、姉とゼニアスを救うこと 」　だったと判明しました。

　そのことを知ったナドラガが嫉妬で怒り狂ったであろうことは想像に難くありません。

　なぜ、自分を連れて行ってくれないのか？
　なぜ、グランゼニスの名を自分に与えてくれなかったのか？

　皮肉なことに　「 ルティアナの誓約 」　こそがナドラガ神が歪んだ原因だと僕は思います。





　以上です。

　読んでくださってありがとうございました＾＾