※ 注意!
【 この日誌には バージョン7.1 メインストーリークリアまでの ネタバレが含まれております 】
※ 特に要注意!
【 この日誌はゲーム内外から得られた情報を元に、筆者が妄想によって補完した二次創作作品です。広い心でお読みください 】
よろしいですか?
【 ナドラガ戦役 】
肉体と魂を別々に封印されたルティアナは眠っていたわけではなく意識は目覚めており、アストルティアの様子を大まかにではあるものの感じ取ることができました。
世界に干渉する術は失いましたが、彼女の愛し子たる七柱の種族神が協力してアストルティアを導いてくれると安心していました。
特に、長兄たるナドラガは強さと冷静さ、公平さを備えた逞しい神へと成長していたのです。
自分がいなくてもアストルティアは揺らぐことはない。ナドラガを中心として世界は平和の裡に統治され、いつの日か末子グランゼニスがゼニアスへと赴き父神との誓約を果たしてくれるに違いない。
ルティアナはそう信じていました。
しかし、ルティアナのその願いは、あっけなく崩れ去ることになったのです。
ルティアナが封印された後、あろうことか長兄ナドラガが竜族を率いて末弟グランゼニスが治めるレンダーシア大陸に侵攻を開始したのです。
戦火は瞬く間に拡大し、七柱の種族神とそれぞれの種族を巻き込む大きな戦争へと発展しました。
追い詰められたナドラガは、母ルティアナの敵であるジャゴヌバと契約し、その身に魔瘴を取り込んで邪竜神ナドラガへと堕ちました
邪竜神となったナドラガの力は凄まじく、六柱の種族神といえども苦戦を強いられました。
「 母ルティアナの誓約を果たすため、末弟グランゼニスだけは死なせるわけにはいかない 」
他の五神は己の肉体を捨て、そのチカラの全てを断罪の剣へと込め、グランゼニスに托しました。
五神のチカラが注がれた断罪の剣はナドラガを切り裂き、竜族の敗北で戦争は終わりを告げました。
ナドラガの肉体はバラバラに切り裂かれ、ナドラガンドの各地に封印されました。
そして、竜族の住む大陸であるナドラガンドは五つの領界に分けられ、断罪の虚空と呼ばれる異空間へと追放されました。
アストルティアから追放された竜族は、五柱の神によってその罪が赦されたと認められる時が来るまで、数千年に及ぶ贖罪の日々を過酷な環境の中で生きることとなったのです。
肉体を失った五柱の神はルティアナと同じく世界に干渉する術を失い意思だけの存在となりました。
唯一 生き残った末弟グランゼニスは、来たるべき日に備えてチカラを蓄えるべくアストルティアのどこかで長い眠りにつきました。
こうして、アストルティアからはルティアナだけでなく全ての神がいなくなったのです。
ルティアナは深く悲しみました。
「 なぜ、我が愛し子たる七柱の神が互いに争わねばならぬのか? なぜ、七つの種族が争わねばならぬのか? なぜ、竜族がアストルティアより追放され、かような贖罪の日々を過ごさねばならぬのか? なぜ、五柱の神々まで肉体を失わねばならぬのか? 」
悲嘆に暮れるルティアナに、さらに追い打ちをかける出来事が起こります。
魔界 と アストルティア の 戦いです。
ルティアナ神話 その9 に続きます。