※ 注意!
【 この日誌にはバージョン7.3メインストーリークリアまでの様々なネタバレが含まれております 】
よろしいですか?
ドラクエ10には多くの神々が登場します。
女神ルティアナと彼女の子供たちである種族神。
異界滅神ジャゴヌバとその眷属である邪神たち。
そして、ヒトでありながら神となった英雄たち…
彼らの劇中の活躍を見て思いませんでしたか?
「 神々って、実はそれほどすごくないのでは… 」
はたして、ドラクエ10における 「 神 」 とは何なのか?
それについて僕が思うことを書いていきます。
【 ドラクエ10における 「 神 」 の定義 】
僕は ドラクエ10における神の定義には3つの条件があると思っています。
・ 大量の創生のチカラを生み出すことができる
・ 大量の創生のチカラをその身の内に宿すことができる
・ 大量の創生のチカラを操ることができる
以上3点です。
順番に解説していきましょう
【 大量の創生のチカラを生み出すことができる 】
バージョン6.5前期のメインストーリーにおいてユーライザは次のように言いました
「 ただそこに あるだけで 創生のチカラは
万物に宿り 生み出されていくもの 」
すなわち、ありとあらゆるものは存在するだけで創生のチカラを生み出していくのです。
しかし、生み出す創生のチカラの 「 量 」 には差があるのでしょう。
作中で明言されてはいませんが、例えば虫に比べればネズミの方が大量の創生のチカラを生み出せ、ネズミに比べればネコやイヌの方が、ネコやイヌに比べればヒトの方が大量の創生のチカラを生み出せる。そういうことなのではないかと思います。
そして神ともなれば、ヒトとは比較にならないほど莫大な創生のチカラを生み出せるのでしょう。
【 大量の創生のチカラをその身の内に宿すことができる 】
神は大量の創生のチカラを生み出すことができる。
たとえそうだとしても、その創生のチカラが生み出された先から消費されたり雲散霧消してしまっては意味がありません。
神が神たる大きなゆえんは、生み出した大量の創生のチカラを 「 身の内に宿すことができる 」 点にあるのです。
現にバージョン3で 【 創生の霊核 】 と称された創生のチカラの凝縮体の正体は、竜族の神ナドラガの心臓でした。
これにより、神々は自らの身の内に宿る創生のチカラを用いていつでも好きな時に神としての力を行使することができるのです。
【 大量の創生のチカラを操ることができる 】
実はこの 「 創生のチカラを操る能力 」 は神の他にも持っている者が沢山います。
バージョン6.4でレクタリスはナドラガンドの混沌にて海を切り裂く時に
「 辺りの創生のチカラに はたらきかけてみよう。
エルドナみたいには うまくできないけど
少しのあいだなら ぼくも…… 」
と言っています。
旧世界の天使であるレクタリスには、創生のチカラを操る能力があったのでしょう。
しかし、それでも生粋の神であるエルドナには及ばないようです。
そのエルドナはエルトナの混沌の風樹の台地に満ちる創生のチカラを凝縮して 「 世界樹 」 を生み出しています。
創生のチカラを操る両者の能力にいかに差があるのかが伺い知れるでしょう。
また、バージョン2にて大魔王マデサゴーラは創生の霊核のカケラである 「 創生の渦 」 の力を利用して、偽りのレンダーシアを創造しました。
ただし、これはマデサゴーラの創生のチカラを操る能力が強大だったというよりは 「 すでに存在していた真のレンダーシアをコピーしただけ 」 だったため、創生のチカラを操る能力がそれほど強くなくても大陸という大規模なものを創造しえたのだと僕は思います。
いかに芸術に秀でたマデサゴーラといえど、イチから大陸を創造するのは難しかったのではないでしょうか。
以上の3点を踏まえると、
ルティアナと種族神たち、そしてジャゴヌバと邪神たちは 「 神 」 としてふさわしい力を持っていたように思います。
では、神化の儀を経て神となった英雄たちは?
おそらく、神となったばかりの彼らは創生のチカラに関わる能力が未熟だったのでしょう。
ヒトに比べれば遥かに強大な力を持っているとはいえ種族神たちに比べれば大量の創生のチカラも生み出せず、身の内に宿せる創生のチカラの量は少なく、創生のチカラを自由自在に操ることにも不慣れだったのです。
英雄たちがジア・クトに苦戦したのは、神として未熟だったからだと思います。
以上です。
読んでくださってありがとうございました。